13位:横浜F・マリノス
監督:大島秀夫
暫定順位:17位
成績:勝ち点「25」/得失点「-8」
“オリジナル10”としてJリーグ発足当初から歴史を積み重ねてきた横浜F・マリノス。未曽有の低迷に苦しむ今季は史上初の7連敗を喫し、リーグ最下位に沈む期間も長く、ここまでの大半を降格圏で過ごしてきた。
しかし夏以降のマリノスには明るい話題も多い。いわきFCからFW谷村海那が完全移籍で加入するとすぐにフィットし、7月20日のリーグ第24節・名古屋グランパスではゴールを決め、即座に自身の役割を果たした。
さらにイスラエル1部リーグで2ケタ得点をあげていたFWディーン・デイビッドもすぐさま順応。3-1で勝利した第26節・清水エスパルス戦ではスタメン起用にゴールで応えてみせた。
そこへ、ヨーロッパでプレーしていたDF角田涼太朗が復帰加入、ジュビロ磐田から右ウイングのジョルディ・クルークスが完全移籍でチームに加わった。移籍期間が終わってみれば、ビッグネームが各ポジションに揃う状況が実現していた。
まだ合流して間もないこともあって完全に噛み合っていないように見えるが、それでも公式戦11連勝と破竹の勢いだったFC町田ゼルビアを止めたのは大きい。第27節にあたるこの試合にはクルークスが合流後初先発・初出場を果たしたが、激しい上下運動からチャンスを演出した。
現在の17位から13位までジャンプアップするのは容易ではないが、新生マリノスならばそれ以上の順位にも辿り着けるのでないか。
