Jリーグは2026/27シーズンより、従来の「春秋制」から「秋春制」へと移行する。この制度変更により、移籍市場や各種大会の日程を欧州サッカーとそろえることが可能となり、日本人選手の海外挑戦の加速が期待される。そこで今回は、今夏の移籍市場でステップアップが期待される若手選手を紹介する。[3/5ページ]
MF:佐藤龍之介(さとう・りゅうのすけ)
生年月日:2006年10月16日(19歳)
所属クラブ:FC東京
今季リーグ成績:11試合3ゴール
今夏の移籍市場で、佐藤龍之介の海外移籍は実現するだろうか。
その可能性はともかく、ステップアップが期待される存在であることは間違いない。
19歳の佐藤はFC東京の下部組織出身。2023年にトップチームデビューを果たすと、昨季は出場機会を求めてファジアーノ岡山へ期限付き移籍した。
この決断が大きな成長につながる。
新天地の岡山ではサイドの主軸としてコンスタントに起用され、リーグ戦28試合に出場した。
6ゴール2アシストという確かな数字も残し、シーズン終了後にはベストヤングプレーヤー賞を受賞。自身がJ1で通用するアタッカーであることを証明した。
さらに、この活躍が評価され、日本代表にも初招集。FIFAワールドカップ2026アジア最終予選でA代表デビューを飾った。
また、今年1月にはAFC U-23アジアカップで日本の優勝に貢献し、大会得点王と最優秀選手(MVP)に輝いている。
武者修行を経て今季はFC東京に復帰。U-23アジアカップの影響で出遅れたものの、ここまでリーグ戦11試合に出場し、3ゴールをマークしている。
この年齢でクラブと代表の両方で結果を残している選手は稀だ。すでにリーグ屈指のサイドアタッカーの一人と言っていい。
佐藤のプレーをJリーグで見られる時間は、そう長くはないかもしれない。

