
残留争い、J2降格…。サンフレッチェ広島、暗黒期に輝いた5人【写真:Getty Images】
3回のJリーグ優勝を誇るサンフレッチェ広島だが、その歴史は決して順風満帆ではなかった。J2降格や主力流出など、クラブが苦境に立たされた時期もある。それでも、そんな暗黒期を支え、希望の光を灯し続けた選手たちが存在する。今回は、暗黒期のサンフレッチェ広島で確かな存在感を放った5人を紹介する。[3/5ページ]
DF:丹羽大輝(にわ・だいき)

サンフレッチェ広島の丹羽大輝【写真:Getty Images】
在籍期間:2017年6月〜2018年7月
通算成績:20試合0得点1アシスト
2017シーズン開幕前、主力選手の退団が相次いだサンフレッチェ広島は、開幕から低迷。シーズン途中には、クラブ黄金期を築いた森保一監督の退任も決まるなど、大きな危機に直面していた。
クラブは状況を打開すべく、OBであるヤン・ヨンソンを新監督に招へい。同時に新戦力の補強にも動き、パトリックとともに加入したのが丹羽大輝だった。
当時の広島は、絶対的主力だった塩谷司がアル・アインへ移籍。最終ラインの層が薄くなっており、丹羽にはセンターバック(CB)の穴を埋める役割が期待されていた。
本職はCBながら、森保監督退任後に4バックへシステム変更を施したヨンソン監督の下では、右サイドバックとして起用される機会が増加。持ち前の対人守備と粘り強さを武器に安定した働きを見せ、苦境にあったチームを着実に支えた。
残留争いのプレッシャーが続く中でも、広島はしぶとく勝ち点を積み重ね、最終節を待たずしてJ1残留が決定。その裏には、丹羽の献身的なプレーがあった。
また、シーズン途中加入ながら、持ち前の明るいキャラクターでチームの雰囲気を変えたことも大きい。
重苦しい空気が漂っていたロッカールームに活気をもたらし、精神的な面でも大きな支えとなった。
短い在籍期間ではあったが、残留争いの渦中で示した存在感で、広島に確かな足跡を残した。