数々のドラマを生んだ2026明治安田J2・J3百年構想リーグ。もしも特別ルールであるPK戦が存在せず、通常のドロー決着だったら、順位表はどうなっていたのか。今回は、PKとなったゲームを引き分けとしてカウントした場合のJ2・J3百年構想リーグの勝ち点を計算。そのランキングのトップ10を紹介する。[4/5ページ]
7位:徳島ヴォルティス
PK戦なしの勝ち点:30(得失点差14)
実際の勝ち点:32
百年構想リーグ順位:WEST-A 3位
百年構想リーグ成績:9勝2PK勝1PK敗6敗
【歯車を狂わせた…】
2026明治安田J2・J3百年構想リーグを通常レギュレーションで勝ち点を計算した場合、全体で7位となるのが徳島ヴォルティスだ。
2025シーズンのJ2で4位となったことを考えると、この順位は物足りなさが残るが、今季も中盤まではルーカス・バルセロスがゴールを量産し、首位を快走。他を寄せ付けない強さを誇っていた。
その流れを変えたのは、PK戦だった。
【歴史的な…】
第13節のFC大阪戦。2-2で突入したPK戦は、互いに譲らず「13-14」という驚愕のスコアで決着した。この激闘を機に、徳島は予期せぬトンネルへと足を踏み入れる。
第14節・愛媛FCとの四国ダービーで、まさかの0-6という歴史的大敗を喫した。徳島は12節からPK戦を含め5連敗となり、首位から陥落した。
それでも、第17節のカターレ富山戦と第18節のFC今治戦はいずれもPK戦で勝利を収め、PK戦で失った勢いをPK戦で取り戻した格好となっている。
特有のレギュレーションに翻弄されたが、同時に「引き分け」のない白黒の決着がどれほどチームの精神状態を揺さぶるかを身をもって学んだ半年間とも言える。
J1昇格を争うだけの地力は十二分にある。この過酷な経験を糧に、良い流れに乗り損ねず、悪い流れを瞬時に断ち切るタフな精神力を身に付け、新シーズンのJ2本番でその地力を見せつけたい。

