サッカー日本代表は15日、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)でオランダ代表と対戦し、2-2で引き分けた。この一戦について、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。(語り手:ショーン・キャロル)[5/5ページ]
「ブラジル大会を…」
――日本は攻め込めていますが、シュートが打てませんね。
「そうですね。先ほども良いビルドアップでしたが、鎌田のコントロールミスでチャンスがなくなりました」
――89分、小川の同点弾です!
「と言いながら!!! 小川ありがとおおおおお!」
――ファン・ダイクに競り勝ちました。
「だからこそ私たちじゃなくて、森保さんは監督ですね!」
――小川は代表16試合、11ゴールです。
「すごい数字ですね」
――日本は勝ちに行くべきでしょうか?
「3分前はそうだと思いましたが、オランダは少し落ち着いたところなので、攻守のバランスは意識する必要があります」
「ちなみに、FIFAは鎌田のゴールにしました。」
――鎌田のゴールになりましたか。少し触っていますしたね。
――ここで試合が終了しました。2-2。鎌田はガッツポーズをしています。
「勝ち点1で本当にホッとします!」
――そうですね。今日の試合を振り返ってみていただけますか?
「70分ぐらいまでのパフォーマンスはあまり日本らしくなかったです。なにか足りない感じがありました。少し2014年のブラジル大会を思い出しました。大会の前に期待感がありながら、初戦で良いパフォマンスを見せることができなく、簡単に失点してしまいました。
けれども、2014年に比べて今日は負けませんでした。それはこの12年間で (特に森保監督が2018年に就任してから)の成長の表れと思います。精神的に強くなりましたし、大事な大事な場面でこのチームは結果を残せます」
――最終的にポゼッションはオランダが48%、日本は44%、デュエルの状態が8%でした。
「まあまあ、悪くない数字ですね」
――この試合で最も印象に残った選手は誰ですか?
「鈴木だと思います。彼がいなかったらあと2、3点失っていた可能性は十分ありました。フィールドプレーヤーに関しては難しいですが、中村は時々良い攻撃を作りました」
――次はチュニジア戦です。いろいろと修正しなければならない点があるかと思います。
「そうですね。改善しなければいかないところは複数ですが、チュニジアはオランダと全然違う戦い方になると思いますね」
――絶対に勝たなければいけない試合ですね。どのような試合を期待しますか?
「今日より日本は支配率が高くなると思います(70%に近いかもしれません)。それは今日に比べて全然違うチャレンジになりますが、日本は引いて守る相手に対して経験が多くあるので、期待したいです!」
――そうですね。前田の先発はないと思います。チュニジア戦で期待する選手はいますか?
「鎌田、堂安、久保 (怪我が大きくなければ)のチャンスメークですね。そして守備陣」
――前半は、遠藤の離脱がやはり影響したかというようなパフォーマンスでしたが、その点についてどうでしょうか?
「いや、どうですかね。全く影響がなかったわけではないですが、この前のスコットランド戦とイングランド戦もいなくて、2月以来試合に出ていないので、今回もそれが起きたというだけです」
――今日はマークが緩かった点がいくつかありましたね。チュニジア戦までに修正したいですね。
「絶対に改善しなければならないですね!」
――最後に初戦を終えてみて、日本の優勝はあり得るでしょうか?
「大会前に比べて、可能性は変わっていないと思います! 非常に非常に難しいですが、このような良くないパフォーマンスをしてながら負けないことは間違いなく自信になります。次はチュニジアに絶対勝たなければならないです!」
――本日もありがとうございました
▽語り手:ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。『ニッポンとサッカー 英国人記者の取材録』『英国人から見た日本サッカー “摩訶不思議”ニッポンの蹴球文化』の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。
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