
W杯、大金星ランキング【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ(W杯)は、格上相手に命がけで立ち向かうチームが奇跡を起こす舞台だ。FIFAランキングの差が大きいほど、その勝利は歴史に刻まれる。目下開催中の北中米W杯でも大会を盛り上げるアップセットが散見されるが、史上最も力量差を覆した下剋上はどの試合か。今回はFIFAランクが発表された1993年以降の大会を対象に、順位差をひっくり返したマッチアップをランキング形式で紹介する。※各順位は大会開催前のもの[5/5ページ]
6位:ガーナ代表対チェコ代表

2006年W杯、ガーナ代表対アメリカ合衆国代表の模様【写真:Getty Images】
大会:2006年ドイツ大会
FIFAランキング差:46
敗者チームFIFAランキング:2
勝者チームFIFAランキング:48
スコア:2-0
【ユーロでベスト4の強豪】
2006 FIFAワールドカップ(W杯)ドイツ大会のグループE第2節、ガーナ代表対チェコ代表の一戦は、大会屈指のジャイアントキリングとして語り継がれる歴史的な勝利となった。
当時のチェコは、欧州でも屈指の実力を誇る強豪国であった。ユーロ2004ではベスト4に進出し、優勝候補として名前が挙がるほどの実力を持っていた。
GKペトル・チェフ、トマーシュ・ロシツキー、197cmの巨人FWヤン・コレル、そしてユベントスの中枢を担ったパベル・ネドベドと、欧州トップクラブで活躍するスター選手がずらりと揃い、FIFAランキングも世界2位という堂々たる強豪チームであった。
グループリーグ初戦ではアメリカに3-0と圧勝し、この試合の勝利もほぼ確実視されていた。
【中盤の強度で…】
しかし試合は大方の予想を裏切る展開となる。スティーヴン・アッピアーのクロスにアサモア・ギャンがトラップでチェコのDFラインをかわし、先制点。マイケル・エッシェンやサリー・ムンタリら中盤の強度でチェコの攻撃の芽を次々と摘んでいく。
エースのコレルを負傷で欠いたチェコはリズムを作れず、82分にムンタリが追加点を沈め試合を決定づけた。
同大会のガーナは今回のランキング8位にもランクインしているが、難しいグループの中で下剋上を起こし続けていたことが分かる。
【著者プロフィール:編集部】
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【了】
