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FIFAランキング差で見ると? W杯、大金星ランキング1~5位【北中米W杯】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images
ワールドカップ 下剋上
FIFAランキング差で見ると? W杯、大金星ランキング【写真:Getty Images】



 FIFAワールドカップ(W杯)は、格上相手に命がけで立ち向かうチームが奇跡を起こす舞台だ。FIFAランキングの差が大きいほど、その勝利は歴史に刻まれる。目下開催中の北中米W杯でも大会を盛り上げるアップセットが散見されるが、史上最も力量差を覆した下剋上はどの試合か。今回はFIFAランクが発表された1993年以降の大会を対象に、順位差をひっくり返したマッチアップをランキング形式で紹介する。※各順位は大会開催前のもの[2/5ページ]

4位:韓国代表対ドイツ代表

韓国代表対ドイツ代表
2018年ロシアW杯の韓国代表【写真:Getty Images】



大会:2018年ロシアW杯
FIFAランキング差:56
敗者チームFIFAランキング:1
勝者チームFIFAランキング:57
スコア:2-0

【西ドイツ時代も含め…】

 2018 FIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会のグループF第3節、韓国代表対ドイツ代表の一戦は、「カザンの奇跡」と呼ばれる番狂わせとなった。

 当時のドイツは、W杯において西ドイツ時代を含め一度もグループリーグで敗退したことがない絶対的強豪だった。

 前回2014年ブラジル大会では優勝を果たしており、FIFAランキング1位として今大会に臨んでいた。元イングランド代表のゲーリー・リネカーがかつて「サッカーはシンプルだ。22人がボールを争い、最後はいつもドイツが勝つ」と評したほど、その安定感は世界に知れ渡っていた。

 この年のW杯ではメキシコ代表との初戦を0-1で落としたものの、続くスウェーデン戦を2-1で勝利を飾り、苦しみながらも強さを見せた。



【90分間無得点】

 一方の韓国は、グループリーグ初戦でスウェーデンに0-1、第2節ではメキシコに1-2と連敗し、すでに決勝トーナメント進出の可能性はほぼ消えていた。まさに崖っぷちの最終戦であった。

 試合はドイツが75%のボール支配率と25本のシュートを浴びせながら、韓国GKチョ・ヒョヌによるビッグセーブとDF陣の捨て身の守備の前に90分間無得点のまま推移した。

 そして後半アディショナルタイム、左CKからのこぼれ球をキム・ヨングォンが押し込み、VARの介入を経てゴールが認められ韓国が先制。さらに捨て身の反撃に出るためGKノイアーまで攻撃参加したドイツの最終ラインをソン・フンミンが高速カウンターで突き、冷静に流し込んで2点目を挙げた。

 W杯史上初めてFIFAランキング50位以下のチームが世界ランキング1位のチームを下したこの試合は、サッカー界の常識を覆す歴史的な幕切れとなった。リネカーはあの格言を「最後にドイツが勝つとは限らない」と自ら改変し、SNSに投稿した。

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