
日本代表、チュニジア戦予想スタメン【写真:Shinya Tanaka】
サッカー日本代表は現地時間6月20日(日本時間6月21日 13:00 K.O)、チュニジア代表とのFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)グループステージ第2節を迎える。初戦のオランダ戦では、後半に中村敬斗と鎌田大地のゴールで2度追いつき、最終的に2-2のドロー。次なる相手はFIFAランキング45位のチュニジア。スウェーデンに1-5で大敗した相手に対し、確実に勝ち点「3」を積み上げたい一戦のスタメンを予想する。[5/6ページ]
ST:堂安律(どうあん・りつ)

日本代表MF堂安律【写真:Getty Images】
生年月日:1998年6月16日(27歳)
所属クラブ:アイントラハト・フランクフルト(ドイツ)
2025/26リーグ戦成績:31試合5得点
日本代表通算成績:66試合11得点
オランダ戦では右ウイングバックとして久保建英と連動した守備で奮闘した堂安律。相手のキーマンであるコーディ・ガクポへの対応を担い、縦を切りながら中を久保に任せるという役割を徹底し、チームの劇的ドローに貢献した。
久保の負傷により、チュニジア戦ではシャドーの位置でのプレーが期待される。初戦で大量失点を喫した相手に対し、堂安の周りを巻き込みながらの仕掛けはパニックを引き起こす要因になるはずだ。
「10番」としての誇りを胸に、泥臭くゴールを狙い続ける姿勢が、チームに勝利のメンタリティを注入する。久保の不在は懸念材料だが、その穴を埋めるオプションは今の日本代表にいくつもある。
ST:前田大然(まえだ・だいぜん)

日本代表MF前田大然【写真:Getty Images】
生年月日:1997年10月20日(28歳)
所属クラブ:セルティック(スコットランド)
2025/26リーグ戦成績:35試合13得点
日本代表通算成績:28試合4得点
オランダ戦では左シャドーとして起用された前田大然。チーム全体として序盤からハイプレスを講じるという戦い方は選ばなかったが、背番号「11」の仕事は多かった。
右サイドSBのデンゼル・ダンフリース、MFフレンキー・デ・ヨング、ライアン・フラーフェンベルフの3枚を同時にケアするという、極めてハードな守備タスクを担った。
チームとしての戦術的な狙いは機能した一方、前田自身の持ち味であるスプリントやゴールへの推進力を発揮する場面はほとんどなく、プレスのスイッチを入れるタイミングも試合を通じてかみ合わないシーンが目立った。
しかしチュニジア戦では様相が変わる。デ・ヨングやフラーフェンベルフはパスを散らせるだけでなく自身で運べる“移動式砲台”のような様相を呈していたが、次に相手に両者はいない。相対的にボール奪取のポイントを特定しやすいはずだ。
相手が引いてきてスプリントするスペースがない場面も想定されるが、それはすなわち、前田が密集地帯でカオスを起こせるということでもある。
FW:上田綺世(うえだ・あやせ)

日本代表FW上田綺世【写真:Getty Images】
生年月日:1998年8月28日(27歳)
所属クラブ:フェイエノールト(オランダ)
2025/26リーグ戦成績:31試合25得点
日本代表通算成績:40試合16得点
オランダ戦では相手の厳しいマークに遭いながらも、最前線で身体を張り、シャドーの選手たちが活きるスペースを作り出した上田綺世。さらにはフレンキー・デ・ヨングにもプレッシャーを与え続け、守備面でも貢献した。
チュニジア戦では、自らのゴールで試合を決めたいところ。相手は第1戦でスウェーデンに1-5で大敗したあと、監督を電撃交代するという異例の事態を迎えている。リセットされたことにより良いメンタルでゲームに臨める可能性もあるが、組織的な守備がさらに崩壊する状況もありうるだろう。
短期決戦で戦術的な仕込みが即席で用意できない上に、フィルジル・ファン・ダイクやヤン・ポール・ファン・ヘッケといった世界屈指のCBもいない。チュニジア戦ではより自由に持ち味を発揮できる舞台が整っている。
エリア内での冷静な判断力と強引にでも押し込む勝負強さは、混乱状態の守備陣にとって大きな脅威となるはずだ。今大会初ゴールを奪って日本の決勝トーナメント進出を大きく引き寄せる。