
惨敗に終わった代表チーム【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が開幕し、各国の代表が国の誇りを懸け勝負を繰り広げている。今大会から出場国が32ヵ国から48ヵ国に引き上げられ、それまでW杯とは縁がなかった代表チームも数多く出場している。一方で、参加国拡大による戦力差の拡大が懸念として挙げられており、それは今までの大会でも見られてきた。今回は、21世紀のW杯において最も弱かった代表チームをピックアップして紹介する。[2/5ページ]
パナマ代表

ロシア大会に出場したパナマ代表【写真:Getty Images】
該当大会:ロシア大会(2018年)
グループステージ成績:0勝0分3敗
得失点:2得点11失点(得失点差-9)
【悲劇を乗り越え…】
パナマ代表は、悲願のワールドカップ(W杯)初出場に向け、北中米カリブ海予選を戦っていた。
そんな最中、最終予選2試合を終えたパナマ代表チームに激震が走る。
ボランチとしてチームを支えていたアミルカル・エンリケスが何者かに暗殺されてしまったのだ。85キャップを数えるベテラン選手の死去に、チームは深い悲しみに包まれた。
それでも、「ロシアに行く」という彼の思いを叶えるため、パナマ代表は奮闘。一時はW杯出場に黄信号が灯ったものの、予選最終戦でコスタリカ代表相手に逆転勝利をおさめ、大会出場の切符をつかみ取っている。
【強豪相手は…】
こうして悲願のW杯初出場となったパナマ代表だったが、グループステージは当時FIFAランク1位のベルギー代表と、強力な攻撃陣を擁するイングランド代表と同組になり、厳しい展開が予想された。
その大方の予想通り、ベルギー代表戦では0-3と敗戦。イングランド代表には大量6失点を喫し、最終戦を待たずしてグループステージ敗退が決定した。
最終戦も、チュニジア相手に逆転負けを喫し、パナマは3戦全敗であえなくグループステージ敗退に。
それでも、最高の舞台に立った経験は、必ず生きており、今回の北中米大会出場にもつながっているだろう。