
惨敗に終わった代表チーム【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が開幕し、各国の代表が国の誇りを懸け勝負を繰り広げている。今大会から出場国が32ヵ国から48ヵ国に引き上げられ、それまでW杯とは縁がなかった代表チームも数多く出場している。一方で、参加国拡大による戦力差の拡大が懸念として挙げられており、それは今までの大会でも見られてきた。今回は、21世紀のW杯において最も弱かった代表チームをピックアップして紹介する。[3/5ページ]
サウジアラビア代表

日韓大会に出場したサウジアラビア代表【写真:Getty Images】
該当大会:日韓大会(2002年)
グループステージ成績:0勝0分3敗
得失点:0得点12失点(得失点差-12)
【絶好調で日韓大会へ】
2002FIFAワールドカップ前のサウジアラビア代表は、まさに絶好調だった。
前年に行われたW杯アジア予選では14試合11勝2分1敗と圧倒的な成績で勝ち抜き、2002年3月にはサブメンバー中心ではあったもののブラジル相手に0-1と善戦を繰り広げ、大会直前に行われたセネガル代表との親善試合では、本戦でベスト8と躍進した相手に勝利を収めている。
1994年大会に記録したベスト16に並ぶような好成績が期待されるのは、可笑しい話ではないはずだ。
【初戦から惨劇が…】
期待感を持って迎えた日韓大会、初戦の相手はドイツ代表だった。いきなり優勝候補との対決となり、苦戦が予想されたが、現実はそれを大きく上回る惨劇となってしまった。
ドイツのクロス戦術にサウジの守備は崩壊し、ミロスラフ・クローゼがヘディングだけでハットトリックを達成。ドイツは試合終了まで手を緩めることなく攻勢を強め、0-8の大敗を喫することとなった。
8点差の試合は1974年以降最大であり、0-8というスコアは通称「サウジスコア」として定着した。
屈辱を味わったサウジアラビアは続くカメルーン代表、アイルランド代表にも敗れ3戦全敗でグループステージ敗退となった。
3試合の合計得失点は0得点12失点。12失点のインパクトもさることながら、0得点と攻守において精彩を欠いた事実は、当時の同代表にとって目をそらしたいものだったはずだ。