FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)はグループリーグ第2節までの全日程を消化した。出場国が従来の32ヵ国から48ヵ国に増加した今大会は、グループ3位の成績上位8チームも決勝トーナメントに進出できるということもあり、強豪国は順当に突破すると思われたが、ここまで思わぬ苦戦を強いられているチームも多い。今回は、グループリーグ敗退の危機に追い込まれている各大陸の強豪国を紹介しよう。[4/5ページ]
ウルグアイ代表
【グループH順位表】
1位:スペイン(勝ち点4,得失点4)
2位:ウルグアイ(勝ち点2,得失点0)
3位:カーボベルデ(勝ち点2,得失点0)
4位:サウジアラビア(勝ち点1,得失点-4)
【2強2弱と思われたが…】
“エル・ロコ(狂人)”の愛称で知られるマルセロ・ビエルサ率いるウルグアイ代表もピンチだ。
グループHはスペイン代表とウルグアイの2強、カーボベルデ代表とサウジアラビア代表の2弱という力関係になると思われていた。しかし、第2節を終えたところで、意外にも混戦模様となっている。この原因がカーボベルデの躍進とウルグアイの停滞だ。
ウルグアイは初戦でサウジアラビアと1-1のドローに終わった。そして2戦目は、初戦でスペインから勝ち点1をもぎ取ったカーボベルデ相手に再びドロー。勝ち点3がマストと思われた2試合で、4ポイントも失ったのである。
かつてエディンソン・カバーニとルイス・スアレスを擁したウルグアイには、圧倒的な攻撃力があった。しかし、その二大巨頭を失った現在は、迫力不足に陥っている。守備もどこか粗さがあり、“格下”相手に3失点している点は見逃せない。
【最終節の相手は…】
最終節の相手はスペイン。厳しい戦いになることは間違いないだろう。ここで勝利すれば無条件で決勝トーナメントに進出できるが、スペインもまだ突破を決めていないこともあり、そう易々と勝ち点3を与えてくれるはずはない。
仮にスペインと引き分けた場合、カーボベルデがサウジアラビアと引き分けかつ、総得点でカーボベルデを上回ることができれば2位通過となる。カーボベルデかサウジアラビアが勝った場合は3位に転落。この場合、ウルグアイは勝ち点3で得失点0という成績になるため、3位チームの上位8ヵ国から脱落する可能性が高い。
スペインに負けた場合は、かなり複雑だが、3位に入っても勝ち点2フィニッシュは確定しているため、いずれにせよ敗退となるだろう。極めて厳しい状況と言わざるを得ない。

