日本代表はFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会でベスト32敗退に終わった。2018年から指揮を執る森保一監督が続投するのか、それとも新たな指揮官を招へいするのか。すでに4年後へ向けた戦いは始まっている。そこで今回は、日本代表の次期監督候補としてサッカーファンの間で名前が挙がることの多い人物を、その実績や経歴とともに紹介する。[3/6ページ]
大岩剛(おおいわ・ごう)
生年月日:1972年6月23日(54歳)
現職:U-23日本代表監督
【世代別代表を率いて結果】
日本代表の次期監督候補として、大岩剛は有力候補の一人と言えるだろう。
現在54歳の大岩は現役引退後、鹿島アントラーズで指導者の道を歩み、2017年にトップチームの監督へ昇格。翌2018年にはクラブ史上初となるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇を成し遂げた。
在籍3シーズンでリーグ優勝にはあと一歩届かなかったものの、アジア王者という大きな実績を残し、2019シーズン限りで退任している。
その後は世代別日本代表の監督を歴任。2024年にはAFC U-23アジアカップ・カタール大会で優勝を果たし、パリオリンピック(五輪)の出場権を獲得。本大会でもベスト8入りへ導いた。
さらに2026年1月のAFC U-23アジアカップ・サウジアラビア大会では大会連覇を達成し、現在はロサンゼルス五輪を目指す若手選手たちの育成に励んでいる。
【代表を知る強み】
大岩の最大の強みは、今後の日本代表を支えるであろう若手選手を誰よりも理解している点にある。4年後のワールドカップを見据えれば、細谷真大や藤田譲瑠チマ、高井幸大ら、次代のA代表を担う逸材たちを世代別代表で指導してきた経験は大きな財産と言える。
また、短期間でチームをまとめ上げる代表監督特有のマネジメントにも精通しており、国際大会での経験値はJリーグを主戦場としてきた多くの日本人監督を上回る。
実際、現日本代表の森保一監督も東京五輪で世代別代表を兼任していた過去がある。また、世界に目を向ければ、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督やアルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督も世代別代表監督からA代表監督へ昇格し、国際大会で結果を残してきた。
A代表を率いた経験こそないものの、世代別代表で積み重ねてきた実績は十分。大岩もまた、森保監督らが歩んだその系譜に名を連ねる可能性を秘めている。

