日本代表はFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会でベスト32敗退に終わった。2018年から指揮を執る森保一監督が続投するのか、それとも新たな指揮官を招へいするのか。すでに4年後へ向けた戦いは始まっている。そこで今回は、日本代表の次期監督候補としてサッカーファンの間で名前が挙がることの多い人物を、その実績や経歴とともに紹介する。[1/6ページ]
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長谷川健太(はせがわ・けんた)
生年月日:1965年9月25日(60歳)
現職:サッカー解説者
【Jリーグ屈指の実績】
現在無所属の日本人監督の中で、実績面で長谷川健太の右に出る者はいないだろう。
現役時代は清水エスパルスの黄金期を支え、日本代表としてもプレー。引退後は指導者へ転身し、浜松大学サッカー部を経て2005年に古巣・清水の監督へ就任した。その後はガンバ大阪、FC東京、名古屋グランパスとJ1のクラブを渡り歩いている。
とりわけ2013年に就任したガンバでは、1年でJ2優勝とJ1昇格を達成。勢いそのままに、翌2014年にはJ1リーグ、天皇杯、ナビスコカップ(現在のYBCルヴァンカップ)の国内三冠という偉業を成し遂げた。また、2015年には天皇杯連覇も果たしている。
【名古屋グランパスでは…】
2022年から指揮した名古屋グランパスでも、その手腕は随所で発揮された。前任者のマッシモ・フィッカデンティ監督が築き上げた堅守速攻を発展させ、より攻撃的なチームづくりを目指した。
ただ、そのサッカーはマテウス・カストロをはじめとした強力な“個”への依存度が高く、キーマンを欠くと攻撃の完成度が大きく低下する傾向も見られた。2024年はJ1リーグ11位、2025年は16位と低空飛行が続き、2025シーズン限りでチームを退任している。
2024年にはYBCルヴァンカップ制覇を成し遂げた一方、リーグ戦では上位争いを続けられなかった。
それでも、長谷川の下では多くの選手が成長。現在のミハイロ・ペトロヴィッチ体制で主軸を担う藤井陽也や原輝綺、中山克広らは、この数年でプレーの幅を広げ、チームに欠かせない存在へと飛躍した。選手の能力を見極め、成長を促す手腕も長谷川の大きな強みと言えるだろう。
名古屋退任後はサッカー解説者として精力的に活動しているが、その豊富な実績は色あせない。Jリーグ屈指の実績を誇る日本人指揮官であり、日本代表の次期監督候補として名前が挙がっても不思議ではない存在だ。

