
アーセナル補強ランキング【写真:Getty Images】
世界的な名門であるアーセナルは、2025/26シーズンに22年ぶりとなるプレミアリーグ制覇を成し遂げた。近年は苦しい時代を過ごした期間も長かったが、その歴史を振り返れば、チームの躍進を支えた数々の成功補強がある。今回は、21世紀のアーセナルにおいて、躍進に欠かせなかった補強をランキング形式で紹介する。[1/5ページ]
5位:ダビド・ラヤ(スペイン代表)

アーセナルGKダビド・ラヤ【写真:Getty Images】
生年月日:1998年12月17日
移籍金:3190万ユーロ(約59億円)
前所属:ブレントフォード(イングランド)
通算成績:174試合112失点
【アルテタのチームに欠かせない男】
現代のフットボールにおいて、GKの役割は大きく変化している。最も重要なショットストップに加え、ビルドアップやディストリビューションへの貢献も求められるようになった。
ミケル・アルテタ監督のチームにおいて、2023年夏からアーセナルでプレーするダビド・ラヤ以上に複雑なタスクをこなせる選手はいないだろう。
これまでアーロン・ラムズデールやネト、ケパ・アリサバラガといった他クラブで正GKを務めた経験を持つ選手がバックアップを担ってきた。しかし、ラヤ不在の試合では、その多くでGKのクオリティの差を感じさせている。
身長183cmとGKとしては小柄だが、優れた俊敏性でそのハンディキャップを補っている。クロスへの一歩目の速さや、一度セーブした後のセカンドシュートへの反応速度は世界最高峰と言っていい。
【配球やカバーでも貢献】
また、両足で正確な配球ができるキック精度も大きな武器だ。相手を最終ラインまで引きつけて一気に局面を変えるロングフィードや、プレッシャーを受けた状況でのプレス回避でも重要な役割を担っている。
ハイラインの背後をカバーするスピードにも優れており、ラヤが最後尾で広大なスペースを管理しているからこそ、アーセナルは高い位置に最終ラインを設定できる。彼がいなければ決定機につながっていてもおかしくない場面を、幾度となく未然に防いできた。
ラヤの存在なくして、アルテタ監督のアーセナルが現在のパフォーマンスを発揮することは難しい。今世紀のクラブにおいても、屈指の成功補強と言えるだろう。