
味方から敵へ裏切ったJリーガー5選【写真:Getty Images】
サッカーの世界において、移籍の経緯や移籍先などが物議をかもすことは日常茶飯事である。1993年5月の発足から34シーズン目を迎えたJリーグでも、古巣サポーターに複雑な感情を抱かせる移籍劇の主人公となった選手は多数存在していることをご存知だろうか。今回は、センセーショナルな形でライバルクラブに移籍したJリーガーを5人ピックアップして紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照(8月31日時点)。[4/5ページ]
MF:鈴木徳真(すずき・とくま)

ガンバ大阪の鈴木徳真【写真:Getty Images】
生年月日:1997年3月12日
移籍日:2024年1月11日
移籍先:セレッソ大阪→ガンバ大阪
【出場機会を求めて…】
Jリーグには様々なダービーが存在するが、中でもセレッソ大阪とガンバ大阪による“大阪ダービー”は強烈なライバル意識がスパークする熱い試合として知られている。そして、この両クラブ間で“禁断の移籍”を決行したのが鈴木徳真である。
2022年に徳島ヴォルティスからセレッソへ加入した鈴木は、移籍1年目からボランチのレギュラーとして活躍してサポーターの信頼を勝ち取った。
だが、2年目の2023シーズンには出場機会が減少。J1リーグで19試合に出場したものの、ピッチに立っていた時間は前年の半分以下にまで落ち込んだ(1,453分→664分)。
危機感を覚えた鈴木が選んだのは、セレッソで生き残る道を模索するのではなく、最大のライバルの下へ移籍することだった。
【凄まじいブーイングも】
2024年1月11日にガンバ加入が発表されると、当然のごとくセレッソサポーターからは不満の声が噴出。2024年5月6日に行われた“大阪ダービー”では、敵地『パナソニックスタジアム吹田』に足を運んだ桜色の応援団から鈴木に対する凄まじいブーイングが飛んだ。
とはいえ、鈴木はセレッソ退団時に「僕を応援しどんな時も背中を押し続けてくれたファン、サポーターのみなさん、本当にありがとうございました。またピッチで会いましょう!!」(2024年1月11日掲載/セレッソ大阪公式サイト)と至って爽やかなコメントを残している。
その影響もあってか、前述のように移籍後初のダービーこそ盛大な野次が浴びせられたものの、SNSなどで鈴木を執拗に誹謗中傷するような事象はほとんど起こらなかった。
なお、鈴木はJリーグ発足後初めてセレッソ→ガンバに完全移籍した日本人選手となっている。