期限付き移籍は、選手が経験を積み、さらなる成長を遂げるための重要な選択肢の一つだ。そして、移籍先で期待以上の活躍を見せれば、サポーターから「このまま残ってほしい」と願われる存在になることもある。2026/27シーズンのJリーグでも、レンタル先で早くも欠かせない戦力となっている選手は少なくない。今回は、思わず“借りパク”したくなるほど新天地で輝きを放つJリーガーを紹介する。[5/5ページ]
DF:尾崎優成(おざき・ゆうせい)
生年月日:2003年7月26日(23歳)
所属クラブ:RB大宮アルディージャ
今季リーグ成績:5試合
【神戸から武者修行へ】
愛媛FC、ブラウブリッツ秋田、そしてRB大宮アルディージャ。尾崎優成は期限付き移籍を重ねながら、着実に成長を続けている。
23歳のディフェンダーは、ヴィッセル神戸の下部組織出身。2022年に同クラブのトップチームへ昇格すると、翌2023年にはJ1リーグデビューを果たした。その後は愛媛、秋田で経験を積み、明治安田J1百年構想リーグから大宮に加入。6月には移籍期間の延長が発表され、2026/27シーズンも大宮でプレーすることになった。
大宮でのデビューシーズンを経て、尾崎は今季開幕から好パフォーマンスを披露している。
【ハイラインを支える抜群の走力】
身長186cmの尾崎は、速さ・強さ・高さを兼ね備えたセンターバック(CB)だ。愛媛時代には右サイドバックも務め、期限付き移籍先ではJ2リーグ通算50試合以上に出場している。
その強みを象徴するのが、第4節の湘南ベルマーレ戦(2-2△)で相手のカウンターを単騎で阻止したシーンだ。
77分、相手選手がスルーパスに反応して最終ラインの背後へ抜け出すと、大宮はカウンターからピンチを迎えた。しかし尾崎は驚異的なスピードで追いつき、相手の動きにも冷静に対応。最後はシュートブロックで決定機を阻止した。
今季の大宮はハイラインを敷き、前線から積極的にプレッシングを仕掛けている。その分、最終ラインの背後には広いスペースが生まれるため、リスクを伴う守備スタイルだが、尾崎の素晴らしい判断力と走力がそれを可能にしている。
今季はJ2リーグ5試合すべてにフル出場し、チームも3勝2分と無敗。23歳のCBは、大宮の最終ラインを支えるキーマンと言っても過言ではないだろう。
【著者プロフィール:編集部】
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