
加入後即大活躍の選手たち【写真:Getty Images】
明治安田Jリーグの移籍市場が間もなく閉幕する。今夏は秋春制に移行したこともあり、例年以上に多くのクラブが積極的な補強を見せた。新加入選手の中には早速即戦力として結果を残す選手もいる。今回は、リーグ開幕直後に輝きを放った新加入選手をピックアップして紹介する。[3/5ページ]
FW:師岡柊生(もろおか・しゅう)

アビスパ福岡で躍動する師岡柊生【写真:Getty Images】
生年月日:2000年12月9日
所属クラブ:アビスパ福岡
26/27リーグ戦成績:7試合3ゴール1アシスト
【ブレイク目前で大怪我】
常勝軍団が惚れ込んだ逸材は、アビスパ福岡の地でようやく花開こうとしている。
東京国際大学出身の師岡柊生は、大学サッカーで持ち前のフィジカルと献身性をいかんなく発揮し、ジュビロ磐田への加入が内定していた。しかし、磐田側の事情によって内定は取り消しに。それでも、この才能をJリーグが放っておくはずもなく、最終的に鹿島アントラーズへと加入し、プロの舞台へ辿り着いた。
鹿島加入2シーズン目にはリーグ戦32試合に出場し、主にサイドアタッカーとして活躍。パワフルな突破でチャンスを生み出し、高いアジリティと献身性で違いを生み出してきた。
さらなる飛躍が期待された2025年4月、師岡は左アキレス腱断裂の大怪我に見舞われる。実践復帰には約1年を要し、彼のキャリアは大きく揺さぶられた。
百年構想リーグでは11試合に出場するも、途中出場が大半。徳田誉や吉田湊海など、師岡とプレースタイルの近い期待の若手も続々と台頭し、立場は確実に危うくなっていた。
【すでに3Gの活躍】
そうした中、師岡は4シーズン所属した鹿島を離れ、新天地に福岡を選んだ。そして、この決断が今季の躍動に繋がっていることは言うまでもないだろう。
第2節のセレッソ大阪戦からシャドーの一角でスタメン起用されると、第3節の古巣・鹿島との一戦で今季リーグ戦初ゴールを記録。決して上向きとは言えないチーム状況の中でも自身の持ち味を生かし、第5節の浦和レッズ戦では1ゴール1アシスト、翌節の水戸ホーリーホック戦では2試合連続ゴールをマークしている。
環境を変え、まるで肩の荷が下りたかのように躍動を続ける師岡。未完の大器が完全覚醒を遂げる日は、もうすぐそこまで迫っている。