
加入後即大活躍の選手たち【写真:Getty Images】
明治安田Jリーグの移籍市場が間もなく閉幕する。今夏は秋春制に移行したこともあり、例年以上に多くのクラブが積極的な補強を見せた。新加入選手の中には早速即戦力として結果を残す選手もいる。今回は、リーグ開幕直後に輝きを放った新加入選手をピックアップして紹介する。[5/5ページ]
MF:知念慶(ちねん・けい)

横浜F・マリノスに加入した知念慶【写真:Getty Images】
生年月日:1995年3月17日
所属クラブ:横浜F・マリノス
26/27リーグ戦成績:7試合0ゴール0アシスト
【コンバートが転機に】
華麗なコンバートを果たした知念慶は、新天地でもその能力を存分に発揮しチームを支えている。
2017年に川崎フロンターレでプロデビューを果たした知念。当初は前線の選手として、身体能力を活かした競り合いの強さを武器に戦ってきた。それでも、当時最強を誇っていた川崎の攻撃陣の中では埋もれる存在であり、レギュラー確保とはならず。
試合終盤に投入され、献身的な守備を求められる場面も多く経験した。ストライカーとしては複雑な思いだっただろうが、この経験が活きてくることは、彼の今後のキャリアをみれば一目瞭然だ。
2023年、知念は出場機会を求め鹿島アントラーズに加入。転機となったのは2年目の2024シーズンだった。
柴崎岳の負傷離脱により、ボランチの選手を探していた当時の指揮官、ランコ・ポポヴィッチは、知念を新たな候補として抜擢。不慣れなポジションだったにもかかわらず、知念は本職顔負けのプレーを披露し、柴崎の穴を見事に埋めてみせた。
【デュエルで中盤を制圧】
特に際立っていたのは守備面だ。デュエル勝利数はリーグ最多を記録。FW出身だからこそ、一般的な中盤の選手が飛び込まないようなタイミングで果敢に足を伸ばし、クリーンにボールを奪い続けた。すると、このシーズンの活躍が評価され、知念はJリーグベストイレブンを受賞している。
今季から加入した横浜F・マリノスでも、ポジションはボランチだ。今季のチームはサイドバックの相次ぐ離脱によって、最終ラインに本職センターバックが並ぶ形となっている。
プレス回避や求められる運動量という点では、鹿島時代よりも難しい役割を担っているはずだ。それでも、知念は圧巻のパフォーマンスを続け、アグレッシブな守備で幾度となくポゼッションを取り戻している。
マリノスが中盤で強度を生み出すためには、知念の存在は必要不可欠と言ってもいいだろう。
【著者プロフィール:編集部】
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【了】
