
加入後即大活躍の選手たち【写真:Getty Images】
明治安田Jリーグの移籍市場が間もなく閉幕する。今夏は秋春制に移行したこともあり、例年以上に多くのクラブが積極的な補強を見せた。新加入選手の中には早速即戦力として結果を残す選手もいる。今回は、リーグ開幕直後に輝きを放った新加入選手をピックアップして紹介する。[1/5ページ]
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MF:瀬古樹(せこ・たつき)

浦和レッズに加入した瀬古樹【写真:Getty Images】
生年月日:1997年12月22日
所属クラブ:浦和レッズ
26/27リーグ戦成績:4試合0ゴール0アシスト
【英2部で躍動】
瀬古樹は開幕から低迷していた浦和レッズにおいて、救世主のような活躍を続けている。
明治大学を経て、横浜FCでプロキャリアの第一歩を踏み出した瀬古は、中盤のポジションをメインに、ルーキーイヤーとなった2020シーズンから多くの出場機会をつかみ取った。
2022年に加入した川崎フロンターレでは、厳しい競争もあり、出場機会を得られない時期もあった。それでも、攻撃にリズムをもたらす展開力と球際の強さで、強豪・川崎の戦力として存在感を発揮していた。
だが、川崎では途中出場が多かった瀬古。そんな同選手が2024年夏にチャンピオンシップ(イングランド2部)のストーク・シティに電撃加入した際には、大きな話題を呼んだ。
初の欧州挑戦となったが、瀬古は次第にイングランドの環境に順応。昨季はリーグ戦43試合出場とフル回転の活躍で、チャンピオンシップの激しいプレースタイルでも一定の結果を残してきた。
【加入後チーム3連勝】
しかし今季はチーム事情もあり、ストークは放出の方針を固めた。これを契機に、瀬古は日本への復帰を決断。複数Jクラブの争奪戦になったとも報じられたが、最終的に浦和が獲得にこぎつけている。
当の浦和は、開幕から2連敗。曺貴裁監督の就任をめぐって開幕前からクラブ内外が揺れ動く中、何よりも結果という特効薬が求められていた。
そんな状況下で、山根視来と共にクラブに加入したのが瀬古だった。第4節・横浜F・マリノス戦でクローザーとして投入され、今季リーグ戦初勝利に貢献すると、その後の2試合ではスタメンに起用され両試合とも勝利に導いている。
ボールを引き出す能力やプレス回避能力はJリーグでもトップクラスで、マテウス・サヴィオや金子拓郎などのアタッカーに、いい形でボールを配球するつなぎ役として機能している。
また、新たなボランチ候補として台頭する植木颯とは補完関係を築いており、浦和が今後上位に浮上していくためには、この2人のコンビが大きな鍵を握ると言えるだろう。