
まだやれる!もう一度日本代表で観たいJリーガー【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米大会)を経て世代交代が進む日本代表。だがJリーグには、古巣で覚醒した男、けがを越え得点を重ねる男、鉄人主将、無所属を経て復活したGK、37歳の”何でも屋”など、まだまだ気を吐く実力者たちがいる。今回は、「まだやれる」と胸を張れる5人のJリーガーを紹介する。 [4/5ページ]
DF:佐々木翔(ささき・しょう)

サンフレッチェ広島の佐々木翔【写真:Getty Images】
生年月日:1989年10月2日
所属クラブ:サンフレッチェ広島
2026/27シーズンJ1リーグ成績:7試合0得点0アシスト
【2度の大ケガから復活】
2015年にヴァンフォーレ甲府からサンフレッチェ広島へ完全移籍した佐々木翔は、長年にわたって広島の最終ラインを支えてきた。
日本代表としては2018年に初選出され、2019年のAFCアジアカップ準優勝や、2022年のEAFF E-1サッカー選手権では優勝に貢献。3-0で勝利した韓国代表戦では左コーナーキックからのボールにヘディングで合わせ、チームの2点目を記録した。
2025シーズンのJ1リーグでは37試合に出場し、1得点を記録。前節のレッドカードによって出場停止となった第23節・東京ヴェルディ戦をのぞき、リーグ戦ではフル稼働に近い仕事をこなした。
広島はリーグを4位で終え、同年のJリーグYBCルヴァンカップも制覇。佐々木はセンターバックや3バックの一角として守備陣をまとめ、安定した対人守備とラインコントロールでチームの上位進出を支えた。
また、2025年8月31日のガンバ大阪戦では、J1通算350試合出場を達成。過去には右膝前十字靭帯の断裂と再断裂という大きな負傷を乗り越えながら、長年にわたってJ1の舞台で出場を重ねてきた実績は、佐々木の「鉄人」ぶりを象徴する記録となった。
【今季も主将としてチームを牽引】
2026年は、下半身のコンディション不良によりJ1百年構想リーグの序盤は戦列を離れた。それでも同リーグでは川崎フロンターレとの順位決定戦を含む16試合に出場し、14試合で先発。インターセプトや空中戦で強さを発揮し、要所でチームの守備を支えた。
2026/27シーズンも荒木隼人、塩谷司らと最終ラインを形成し、経験豊富な守備リーダーとしてチームをまとめている。各々に負傷離脱の懸念がありながら、広島の3バックはここまでJ1屈指のクオリティを示している。
リーグ戦では9月8日時点で全6試合に出場し、広島の5位発進に貢献。年齢を重ねても、守備ラインの統率力や試合を読む力は衰えていない。
さらに9月6日には、Jリーグ通算400試合出場を達成。日本代表では2022年のE-1選手権を最後に招集から遠ざかっているものの、クラブでは36歳となった現在も主将としてチームの最終ラインを支え続けている。
大きなけがとコンディション面の苦難を乗り越え、なお第一線で稼働する姿は、ベテランDFの価値を改めて示している。