9月・10月シリーズに臨むサッカー日本代表のメンバーが17日に発表される。その中で、GKは一つの注目ポイントになるかもしれない。鈴木彩艶は新天地で引き続き活躍しているものの、大迫敬介はここまでリーグ戦1試合の出場。早川友基は明らかにパフォーマンスレベルを落としている。その大迫と早川が外れた場合、代わりに招集されるのは誰なのか。今回は、鈴木のサブとして選出が期待されるGK5人をピックアップした。[5/5ページ]
中村航輔(なかむら・こうすけ)
生年月日:1995年2月27日
所属クラブ:セレッソ大阪
2026/27リーグ戦成績:7試合11失点
日本代表通算成績:8試合10失点
【1年間の無所属を経験】
日本代表招集となれば、いよいよ完全復活か。
西野朗監督率いる日本代表の一員としてロシアワールドカップ(W杯)に臨んだ中村航輔のキャリアは近年、浮き沈みが激しかった。
自身初の欧州移籍の場となったポルティモネンセではレギュラーとして活躍するシーズンもあったが、2024/25シーズンに居場所を失うと、冬に退団。そこから約1年間、無所属の状態が続いた。
所属先が決まらなかった期間には、柏レイソル時代のチームメイトである細貝萌氏が代表取締役社長を務めるザスパ群馬の練習に参加。さらに、現役選手でありながら、U-15 Jリーグ選抜のGKコーチを務め、大きな話題となった。
現役を続けるのか、それとも――。今後に注目が集まる中、今年1月にセレッソ大阪に加入。1年間所属先がなかった選手としては異例の移籍と言えるだろう。
それでも中村は、ブランクを感じさせないパフォーマンスを披露している。
明治安田J1百年構想リーグでは17試合に出場。セレッソのレジェンド、キム・ジンヒョンからレギュラーを奪った格好だ。
【セービング能力は今も日本屈指】
2026/27シーズンのJ1でも、ここまで全試合に出場。クリーンシート数「3」は、FC東京のキム・スンギュに次ぐ、リーグ2番目の好成績だ。
第5節、柏戦の62分には、ボックス内でフリーになっていた細谷真大の至近距離からのシュートに驚異的な反応を見せ、顔面でセーブ。この試合、セレッソは柏に枠内シュート数で上回られたが、完封勝利をおさめている。中村がいなければ不可能だったかもしれない。
31歳とすでにベテランの域に達している中村だが、セービング能力の高さは今も日本屈指である。とくに、柏戦のような至近距離からのシュート、素早いボールに対する反応の速さが際立っており、このあたりはFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)に臨んだ早川友基や大迫敬介と遜色ないレベルだ。
2023年9月を最後に日本代表から遠ざかっている中村。約1年のフリーを経験した男が復活するなら今かもしれない。
【著者プロフィール:編集部】
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