2026/27シーズンの明治安田J1リーグが開幕して約1カ月。各クラブで新戦力の台頭や激しいポジション争いが繰り広げられる一方、思うように出場機会を得られていない選手もいる。そこで今回は、これまでの実績を考えれば出場時間が伸び悩んでいる実力者たちを紹介する。※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は9月15日時点[4/5ページ]
MF:菅大輝(すが・だいき)
生年月日:1998年9月10日(27歳)
所属クラブ:サンフレッチェ広島
今季リーグ成績:1試合0ゴール0アシスト
【札幌の絶対的主力】
菅大輝がサンフレッチェ広島で厳しいポジション争いを強いられている。
現在27歳の菅は、北海道コンサドーレ札幌の下部組織出身。札幌がJ1リーグに昇格した2017年からトップチームに定着し、2024年まで公式戦通算310試合に出場した。豊富な運動量と強烈な左足のキックを生かして左ウイングバック(WB)の絶対的な主力として活躍し、18ゴール26アシストの記録を残している。
しかし、札幌は2024年にJ2降格が決定。同シーズン限りで菅は契約満了となり、広島に完全移籍した。
新天地の広島では、初年度からリーグ戦22試合に出場。1ゴール2アシストを記録したものの、先発の座を確保するまでには至らなかった。
さらに、バルトシュ・ガウル監督が就任した明治安田J1百年構想リーグでは、出場がわずか1試合まで減少。第2節のファジアーノ岡山戦で途中出場したのを最後に、リーグ戦でピッチに立つ機会が訪れなかった。
【立ちはだかるライバル】
今季も苦境は続いている。開幕から6試合連続でベンチ入りを果たしたものの、第5節まで出番はなし。第6節の岡山戦で86分にMF東俊希との交代で投入され、ようやく今季初出場を果たした。
菅にとって大きな壁となっているのが、その東である。広島のアカデミー出身で、左足のキック精度や攻撃参加を武器とする生え抜きは、今季もガウル監督にとって左WBのファーストチョイスだ。開幕から6試合連続で先発しており、1アシストを記録。菅が入り込む隙を与えていない。
それでも、札幌では長年にわたってJ1の主力を務めてきた実力者である。限られたチャンスから存在感を示し、左WBのファーストチョイスからポジションを奪えるだろうか。

