2026/27シーズンの明治安田J1リーグが開幕して約1カ月。各クラブで新戦力の台頭や激しいポジション争いが繰り広げられる一方、思うように出場機会を得られていない選手もいる。そこで今回は、これまでの実績を考えれば出場時間が伸び悩んでいる実力者たちを紹介する。※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は9月15日時点[5/5ページ]
MF:山田楓喜(やまだ・ふうき)
生年月日:2001年7月10日(25歳)
所属クラブ:FC東京
今季リーグ成績:2試合0ゴール0アシスト
【苦戦が続くレフティー】
山田楓喜は今季のリーグ戦出場がわずか2試合。パリ五輪世代のレフティーが、FC東京で出場機会の確保に苦しんでいる。
現在25歳の山田は、京都サンガF.C.の下部組織出身。2020年に同クラブのトップチームへ昇格すると、公式戦58試合に出場した。その後、東京ヴェルディとナシオナル(ポルトガル)への期限付き移籍を経て、2025年12月にFC東京へ完全移籍を果たした。
同じ東京を拠点とするヴェルディでプレーした過去があることから、FC東京加入時には「僕のことを最初は認めてくれない方もいるかもしれませんが、認めざるをえない活躍をするので楽しみにしていてください」とコメント。並々ならぬ覚悟をにじませた。
そんな山田にとって、明治安田J1百年構想リーグは青赤でのデビューシーズンとなる。リーグ戦20試合に出場し、プレーオフラウンドを含む全試合でピッチに立ったが、先発はわずか2試合。その多くは途中出場だった。
今季は序列を上げ、出場時間を伸ばすことが期待されていたが、実際には厳しい現実に直面している。
【武器は明確だが…】
開幕から6試合を終えて、リーグ戦の出場は2試合のみ。総出場時間も54分にとどまり、直近2試合はベンチ入りしながら出番が訪れていない。
チームを率いる松橋力蔵監督は、[4-4-2]を基本布陣とする。このシステムで山田の起用が想定されるのは、トップまたは右サイド。佐藤恵允や安斎颯馬らがライバルとなる。
限られたプレータイムの中で爪痕を残すのは容易ではない。さらに、後半途中からの起用では、攻撃面だけでなく守備面での貢献も求められる。左足のキックという飛び道具を持つ一方で、チームがリードを守る展開では、その武器を十分に発揮しにくいこともある。
若きレフティーにとって、再び定位置をつかむための正念場が続いている。
【著者プロフィール:編集部】
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