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J1 13時間前

今季は注目?J1で「内容が良い」チーム5選

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images
Jリーグ
今季は注目?J1で「内容が良い」チーム5選【写真:Getty Images】



 今シーズンより、Jリーグは秋春制へ移行した。開幕7試合を終えたいま、順位表だけでは測れない”内容”を見せるクラブがある。堅守と多彩な攻撃を見せる強豪、最少失点を誇る堅守チーム、シュート数リーグ最多の名門、走力と規律のチャレンジャー、球際の激しさで強豪を沈めた新勢力――。奮闘する5クラブの“内容”に迫る。[3/5ページ]


サンフレッチェ広島

サンフレッチェ広島 中野就斗
サンフレッチェ広島でプレーする中野就斗【写真:Getty Images】

監督:バルトシュ・ガウル
2026/27シーズン成績(第7節終了時点):4勝2分け1敗
勝ち点:14(4位)

【暫定でシュート本数最多!】

 2026年からポーランド系ドイツ人のバルトシュ・ガウル新監督を迎えたサンフレッチェ広島は、4勝2分け1敗の勝点「14」で4位につけている。

 J1リーグの指揮経験はこれが初めてだが、就任会見から一貫して「常にゲームを支配する」ことを掲げ、ボールを奪い返した瞬間に相手を自陣へ押し込む高強度な戦い方を志向してきた。

 その狙いを何より雄弁に物語るのが、第7節終了時点でリーグトップとなる総シュート数130本だ。枠内シュート本数もリーグ1位の48本で、相手ゴールへ迫る効率と正確さを両立していることが分かる。

 再現性を語る上で重要なのが、左サイドから繰り出される東峻希の高精度クロスだ。7試合を終えた段階で、自身のアシスト数は「2」にとどまるものの、チャンスメイクの数はリーグトップの「25」。グラウンダーやハイクロスに関わらず、ゴール前に走る味方に適切な形でボールを供給する。

 データサイト『FotMob』によればアシスト期待値も「3.4」でトップに立っており、数字だけ積み上がったチャンスメイクではないことも分かる。6-1で大勝を収めた9月12日のセレッソ大阪戦ではチームの2点目をアシストしたが、1点目の鈴木章斗のPKに繋がったコーナーキックも東の左足から繰り出されたものだ。



【瞬間最大風速的な強さは今季のJ1随一】

 新加入および復帰選手の存在もポジティブな影響を与えている。2026年1月に大分トリニータへのレンタル移籍から復帰した鮎川峻は、先のセレッソ戦で4年6か月ぶりとなる広島でのゴールを皮切りにハットトリックを達成。ユース育ちの25歳が、その才能をあらためて示した。

 2026/27シーズンからチームに加わった元コートジボワール代表FWセバスティアン・アレーも、ここまでワールドクラスのクオリティを見せ続けている。チームは2-3で敗北したが、同選手が第6節・ファジアーノ岡山戦であげたゴールは圧巻だった。

 東のコーナーキックをニアサイドで触れた加藤陸次樹が軌道を変えたボールに対し、ただひとり反応。右足で合わせてネットを揺らした。ここまで6試合に出場して3ゴール1アシスト。新加入のストライカーとして多岐にわたる能力を披露している。

 しかしそうしたこのクオリティに依存していないのが、今季の広島の強さだ。最も顕著だったのは4-1で勝利したリーグ第2節・浦和レッズ戦。アレーの移籍後初ゴールも生まれたこの試合で、広島は25本のシュートを放った。

 攻撃も多彩で、左右両サイドから変幻自在に組み立て、塩谷司ら最終ラインからのロングフィードの精度の高さも目立った。文字通り、「どこからでも」相手ゴールに迫れていたのがこの試合の広島である。

 岡山との中国ダービーでは後塵を拝したが、瞬間最大風速的な強さは今季のJ1随一と言って差し支えないように見える。浦和戦はまさにガウル監督が標榜する「常にゲームを支配する」ことの見本のような戦いぶりだった。

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