
立て直し急務!5大リーグ、日本人所属の不調チーム5選【写真:Getty Images】
欧州サッカー5大リーグには、日本人選手が所属しながら開幕から低迷するクラブが少なくない。混沌とする戦いのさなか、先発落ちに苦しむ選手もいれば、逆境で輝く選手もいる。今回は5クラブの不振の実情と、そこに立つ日本人選手の今を追った。*成績は9月18日時点のもの [1/5ページ]
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ボルシアMG

ボルシアMGでプレーする板倉滉【写真:Getty Images】
所属日本人:板倉滉、橋岡大樹、町野修斗、宇野禅斗
リーグ順位:17位
成績:3敗(第3節終了時点)
【開幕から3試合で指揮官解任】
板倉滉、橋岡大樹、町野修斗、宇野禅斗が所属するボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)は、2026/27シーズン開幕からリーグ3戦を終えて未勝利、勝ち点「0」、得失点差-9という深刻な不振に陥っている。
直近のフライブルク戦は0-5の大敗で、退場者まで出す内容面での崩壊も露呈した。この結果を受け、クラブは9月13日、指揮官オイゲン・ポランスキとの契約解消を正式発表。開幕早々の電撃解任という異例の決断に踏み切った。
不振の最大の要因は守備組織の崩壊だ。開幕3試合でわずか3得点に対し12失点というスタッツは、選手のコンディション以外にも理由がありそうだ。
夏の移籍市場では、攻守に重要な役割を担っていたセントラルMFロッコ・ライツを2000万ユーロ(約36億円)でRBライプツィヒへ、センターバック(CB)のニコ・エルヴェディをリーズに800万ユーロ(約14.4億円)で放出した一方、補強は金額が発生した取引をすべて合算しても1600万ユーロ(約28.8億円)程度にとどまる。
スポーツディレクターのロウヴェン・シュレーダーは「個人の問題ではなく、どうすれば勝ち点を取れるかが本質」と述べ、指揮官交代だけでは解決しない構造的な課題を示唆していた(出典:ドイツの『T-Online』)。
なお、フライブルク戦の大敗はCBとして起用された板倉も無関係ではなく、右サイドからのクロスに対応できない場面が目立った。ティム・クラインディーンストがイエローカードを2枚もらって退場したことにより仕事が増えた部分はあるが、何本かは弾き返したかったところだ。
【宇野禅斗はヒーローになれるか?】
同クラブは前シーズンもヘラルド・セオアネ監督を開幕3試合で解任しており、2季連続の電撃解任という異例の事態を迎えている。そこへ暫定監督としてリザーブチームから昇格してきたのがポランスキ氏だった。
現地メディア『MG Mönchengladbach』によれば、現在は暫定的にコーチのヤン・モーリッツ・リヒテがマインツ戦の指揮を執り、国際マッチウィーク明けまでに新監督を決定する方針だという。候補にはホルスト・シュテッフェンやボー・ヘンリクセンらの名が挙がっており、いずれも守備の立て直しを託せる実績を持つ人選だ。
特にヘンリクセンは2023/24シーズンのマインツを降格圏から13位まで押し上げた経験もある。
今夏加入の宇野は負傷の影響で開幕からベンチ外が続き、ブンデスリーガデビューすら果たせていない。
なお、シーズン開幕前に加入した新選手のうち移籍金が最も安かった(フリーで加入を除く)のは宇野だ。以降の試合でチームを救う活躍を見せられれば、クラブとしては特大の掘り出し物を発掘したようなものである。
クラブの立て直しと個々の選手の奮起、その両輪がかみ合うかどうかが今後のボルシアMGを占う焦点となる。