サッカー日本代表は24日、キリンチャレンジカップ2026(国際親善試合)でウルグアイ代表と対戦し3-1で勝利した。この一戦について、南米サッカーに精通する亘崇詞氏に話を聞いた。(語り手:亘崇詞)[1/7ページ]
「佐野兄弟は子供の頃…」
――まず、今日のウルグアイ代表のスタメンをどう見ますか?
「けっこう良いメンバーだと思います。少しベテランが多いですかね。(ディエゴ・)フォルラン監督も就任したばかりで、結果が欲しい時期だと思いますし、あまり冒険した選手を使っていない印象があります。国際試合をある程度経験していて、計算できるパフォーマンスが期待できるベテランが多くなったのかなと思います」
――今回はフェデリコ・バルベルデが負傷で来日できませんでしたが、それを除けばベストに近いメンバーでしょうか?
「そうですね。監督も就任したばかりですし、まずは結果が欲しいと思うので、かなり現実的なメンバー選考だと思います」
――フォルラン監督については、どんな印象を持っていますか?
「私がボカ・ジュニアーズのスタッフをしていた頃、フォルランはインデペンディエンテに所属していました。当時からアルゼンチン国内では将来を嘱望されていた選手です。若い頃を見ているだけに、代表監督になった彼には期待しています」
――監督としては、どのように見ていますか?
「監督としては、自分で立ち上げたクラブを地域リーグで指揮した経験はあったはずですが、ビッグクラブでの監督経験はほとんどありません。一方で、以前から継続しているスタッフもいますし、かなりこれまでのウルグアイとは違ったサッカーを目指すのではないかと思います。
前任の(マルセロ・)ビエルサ監督は特殊なサッカーを志向していましたが、ワールドカップを前に、選手たちがそれを最後まで受け入れ切れなかった部分もあったと思います。最後は選手との関係も良くなくなり、本来のウルグアイらしさを出せなくなっていた印象があります。
そういう状況だったからこそ、監督交代によって、フォルランの持つカリスマ性でチームを立て直してほしい、という期待はウルグアイ側にもあるんじゃないでしょうか」
――一方、日本代表のスタメンはどう見ましたか?
「佐野兄弟が出ることは非常にうれしいです。実は2人とも津山出身で、子どもの頃から知っています。お父さんが指導者仲間で、少し独特な方法で2人を指導されていました。
子どもの頃には、下駄を履かせてバランス感覚を養うようなトレーニングもしていたそうです。お父さんも本当に素晴らしい指導者なんですよ(笑)。
いつか一緒に取材に行きましょう。私個人としては、今日は佐野兄弟にかなり注目しています」
――今日の試合で、どんなところを楽しみにしていますか?
「ウルグアイの選手は台風の影響もあって、前日練習の前にようやく日本へ到着した選手も多いようです。その中で、日本には松木(玖生)選手や佐野兄弟など楽しみな選手もいますし、思い切りよく攻めてほしいですね。
一方で、その日本の攻撃に対して、昔から定評のあるウルグアイの伝統的な堅い守備がどこまで見られるのか。そこも楽しみにしています」

