日本サッカー協会（JFA）は6日、今月11日に行われるガーナ代表戦に向けたU-23日本代表メンバーを発表した。

　リオ五輪出場を決めているU-23日本代表にとっては新戦力を発掘するための重要なテストとなる。手倉森誠監督は、23人の選手を招集した。

　また、手倉森監督はこの試合に向けて、「強化をしながらメンバーの絞り込みを加速させる。被災地に向けて、戦う勇気や勝利を目指す姿勢を示したい。震災を受けた年に、前回はなでしこジャパンが世界一になった。今回は我々の番だと、その覚悟をこの試合から持って、メンバーを奮い立たせたい」と意気込みを述べた。

　浦和レッズの遠藤航や柏レイソルの中村航輔が選出外となったが、チーム事情を考慮して招集外となった。

　招集メンバーは以下の通り。

▼GK
1.櫛引政敏（鹿島アントラーズ）
18.杉本大地（徳島ヴォルティス）
23.牲川歩見（サガン鳥栖）

▼DF
6.山中亮輔（柏レイソル）
15.亀川諒史（アビスパ福岡）
20.伊東幸敏（鹿島アントラーズ）
13.奈良竜樹（川崎フロンターレ）
4.岩波拓也（ヴィッセル神戸）
2.ファンウェルメスケルケン・際（ドルトレヒト）
5.植田直通（鹿島アントラーズ）
3.三浦弦太（清水エスパルス）

▼MF
8.大島僚太（川崎フロンターレ）
17.伊東純也（柏レイソル）
12.橋本拳人（FC東京）
7.原川力（川崎フロンターレ）
10.矢島慎也（ファジアーノ岡山）
9.野津田岳人（アルビレックス新潟）
14.豊川雄太（ファジアーノ岡山）
19.井手口陽介（ガンバ大阪）

▼FW
21.富樫敬真（横浜F・マリノス）
11.金森健志（アビスパ福岡）
16.浅野拓磨（サンフレッチェ広島）
22.オナイウ阿道（ジェフユナイテッド千葉）

　なお、佐賀県のベストメニティスタジアムで開催されるガーナ戦は、熊本で起きた震災の復興支援チャリティーマッチとして行われ、収益はすべて義援金として被災地に送られる。

　U-23日本代表は、ガーナ戦のあとには5月中旬からフランスで行われるトゥーロン国際大会に参加することとなっている。

【了】