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オマーン監督、サウジは「クオリティ高く、秩序ある」。日本とは「実力で互角」

text by 編集部 photo by Getty Images

ロペス・カロ監督
オマーン代表のロペス・カロ監督【写真:Getty Images】

【日本 4-0 オマーン キリンチャレンジカップ】

 日本代表は11日、キリンチャレンジカップでオマーン代表と対戦し、4-0の快勝を収めた。

 大敗したオマーンのロペス・カロ監督は試合後の会見で「今日は非常に日本代表が優勢に試合を進めたと思う」とハリルジャパンを称賛。「特にボールのポゼッションで私たちを大きく上回っていた。日本代表のプレスが奏功していたため、私たちにはそれほど選択肢が残されていなかった」と続けた。

 前半は1度、カウンターで日本ゴールに迫った。後半に入ると「私たちは攻撃をより安定した形で展開できた」と手応えも口にしていた。今回の対戦では「私たちが国際的にどれくらいのレベルにあるかを知るためのテストであり、その意味では非常に良かったと思う」と指揮官は振り返った。

 気温が低い中での試合であり、中東のチームにとっては厳しい寒さだった。「来日してからは通常とは異なる形で我々のトレーニングを行ってきたので、その意味では普段と同じような取り組み方は確かにできなかった」とロペス・カロ監督。それでも、「いずれにしても日本の方が私たちを上回るレベルのサッカーを披露したことは確か」と口にした。

 かつてサウジアラビアを率いた同監督は、中東の雄を「クオリティも高く、秩序のあるプレーをするチーム。日本との戦いは互角な内容になると思う」と評した。

 日本対サウジアラビア戦は重要なポイントが2つあるという。

「1つは秩序。これが乱れた方が負ける危険がある。2つ目は、できるだけミスを犯さないということが非常に重要になると思う。両チームとも実力では互角で、試合展開のリズムという面でも互角だと思う」

 15日の試合が、ハリルジャパンにとって一筋縄でいかないことは間違いなさそうだ。

(取材:植田路生、文・構成:編集部)

【了】

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