リオネル・メッシとネイマール【写真:Getty Images】
米国マスターカード社は、リオネル・メッシとネイマールがゴールを決めるごとに寄付を行うというキャンペーンに対して批判を受け、キャンペーンの中止を決定した。
同社は5月31日付で、「ゴールが命を変える」と題したキャンペーンを発表していた。2020年3月までにメッシとネイマールが1ゴールを記録するごとに、ラテンアメリカおよびカリブ海地域で飢餓に苦しむ子供たちのために1万食相当額をWFP(国際連合世界食糧計画)に寄付するというものだった。
だがこのキャンペーンに対しては、ファンなどから批判の声も上がっていた。ゴール数にかかわらず寄付を行うべきという主張や、メッシやネイマールや対戦する相手GKに不要なプレッシャーがかかるなどの指摘もあった。
マスターカード社ではこれらの批判を受け、キャンペーンの中止を決めた。「フィードバックに基づいてキャンペーンを修正する。メッシとネイマールのゴールに応じて1万食を寄付するのではなく、2018年内に100万食を提供する」と『AP通信』が同社の声明を伝えている。
いずれにしてもマスターカード社では、WFPとともに飢餓に苦しむ子供たちに合計1億食の食事を提供する活動を展開している。メッシとネイマールのキャンペーンはその一環だった。
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