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本田圭佑 10年前

ラツィオ戦の本田に現地評価は割れる。「慣れてきている」「存在感なく『幽霊』」「今までよりいい」

本田圭佑についてイタリアの三大紙の評価が分かれている。まずまずの評価が下される一方で、存在感のなさを指摘する厳しい声もあった。

text by 編集部

「今までのプレーよりは、いくらかの生命の証があった」

 24日付イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」紙は1-1のドローに終わったラツィオ戦で先発したACミラン本田圭佑に対し、チーム最低タイの『5点』を与え、「幽霊」と存在感の希薄さを酷評した。一方、「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙は及第点の『6点』を与えるなど、地元メディアでも評価が二分している。

【ガゼッタ・デロ・スポルト】:『6点』
決定力に欠け、現実的とは言えない攻撃の組み立てだったが、徐々に慣れてはきている。枠内のシュートはあまりにもひ弱で、相手にとられた。

 放ったシュートはシュート3回。ドリブル突破は1回試み、一度成功。縦へのロングパスは0本。最高点だったカカの『6.5点』に次ぐ評価だった。

【コリエレ・デロ・スポルト】:『5点』
あまりに存在感がなく「幽霊」のようだった。前半ロスタイム2分にシュートを外し、後半セードルフ監督はベンチに引っ込めた。

 最高点はカカの『6点』で、本田はDFメクセスと並ぶ最低タイの評価だった。

【トゥット・スポルト】:『5.5点』
二度のシュートをエリア外から、ヘディングを一度、ばらばらと発砲したが、ゴールを失敗するのは最低1回にしてもらいたいものだ。だが、今までのプレーよりは、いくらかの生命の証があった。

『5.5点』はミランの平均点以下だった。

 右攻撃的MFでのプレーに大きく評価が分かれている。幽霊と表現される辺りは、まだ背番号10という重責を背負うに相応しいパフォーマンスができていないところだろう。長らく待たれるリーグ戦初得点という目に見える結果が一刻も早く欲しいところだ。

【了】

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