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FIFAワールドカップの苦い記憶を払拭へ

　サッカー日本代表は現地時間9日、国際親善試合でドイツ代表と対戦する。今季のレアル・ソシエダでリーグ戦3得点1アシストと素晴らしい結果を残して日本代表に合流した久保建英は、FIFAワールドカップ以来となる強豪ドイツ代表との再戦を心待ちにしている。

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「国として見ると、特別まではいかないですけど、楽しみだとは思います。テンションは間違いなく上がりますよ」

　久保にとってドイツ代表との試合に決していい思い出はないかもしれない。昨年のFIFAワールドカップでは左サイドで先発したものの、守備に忙殺されて前半45分で退いている。「個人的にはあんまり良くない思いをした相手だったので、それを払拭する意味では重要というか、良いイメージに持っていきたい」と名誉挽回を目指す。

　ドイツ代表はビッグクラブで活躍する選手がラインナップに並ぶことが予想されるが、クラブでの活躍という意味では久保も負けていない。ソシエダでは開幕から4試合連続でマン・オブ・ザ・マッチに輝き、ダビド・シルバの現役引退に揺れるチームを牽引している。言わずもがな、日本代表でも久保の活躍が試合の行方を握っている。「代表で自分が一番だとは思っていないですけど、今のコンディションは自分が一番だと思っています」と調子の良さに自信を持っている。

「（鎌田）大地くんなり、建英なり、間で受けるのが得意な選手もいるし、個でサイドから仕掛けられる選手もたくさんいる。本当にいろんな形で多分、相手を惑わせることができると思う」

　右サイドバックでの起用が予想される菅原由勢はこう話していた。ドイツ代表を相手に、久保を中心とする日本代表の攻撃陣はどのようなパフォーマンスを見せるのだろうか。

【了】