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【写真:Getty Images】
北海道コンサドーレ札幌MF宮澤裕樹が今季初先発
北海道コンサドーレ札幌は25日、明治安田J2リーグ第11節でRB大宮アルディージャとアウェイで対戦し、0-1で敗れた。前節の藤枝MYFC戦で決勝点をアシストしたMF青木亮太が体調不良でメンバー外に。ゲームの舵取りを任されたのが、けがの影響で先日、全体練習に合流したばかりのMF宮澤裕樹。試合後の取材でチームと自身の修正点について語った。
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「まず僕がスタートで出るのが珍しいですから、今季始まってから。自分の役割は変わらないので、うまく(木戸)柊摩を生かしながらというのは考えてました。組む相手でどうのこうのっていうのは(ない)。僕自身は合わせるタイプですから、そこまで僕は違和感がなかったです」
試合後の取材で宮澤は、青木がメンバー外になったことで試合に入る難しさについて、淡々と受け答えていた。宮澤は左太もも裏痛の影響で4月16日に全体練習に合流したばかりだった。札幌一筋、今年で18年目のシーズンを迎えている35歳のベテランは、「ゴールに迫ってはいましたから。自分たちで早い段階でクロスを上げていくところも今週トライはしていて、それも何本かありましたし、あとは本当に質のところと相手に流れを渡さず、しっかり何度も攻撃をしていくところ」が課題であると口にした。
岩政大樹監督が宮澤に求めていたのは、ゲームコントロールと経験値だった。チームが課題としていた立ち上がりでの失点阻止、ゲームの入り方をとにかく大事にしていた。
「相手の攻撃の圧力もありましたし、苦しい時間帯というか、セットプレーが多かったです。あれだけコーナーキックを与えてるといつ入るかわからない状況でしたし、本当に際どいシーンもありました。もうちょっと自分たちからボールを奪うシーンを増やしていかないと、あれだけ攻め込まれてコーナーが多いと、いずれやられてしまう」と立ち上がりの失点は避けられたものの、チームが抱える問題に危機感を感じていた。
宮澤の理想の展開になるまでは、まだ時間が掛かるかもしれない。それでも、この試合で得たものを次の試合で生かしていく。
「本当は自分たちがボールを持つ時間を増やして、流れをという中でしたけど、僕を含めて後ろがちょっとビルドアップの勇気を持つところが若干欠けてたかなと思います。僕は(ボールを)受けて、はたいて、もう一度もらうとかリズムを作りたかったんですけど、中々ボールが戻ってくるシーンもなかった。僕が出ている意味はゲームを落ち着かせて、ボールをコントロールしてというところ。もうちょっとボールを、僕を見てもらえればよかったと思います」と自らのプレーを振り返り反省した。
次節4月29日のホームでのV・ファーレン長崎戦へ、修正できるかどうかがカギを握ることになりそうだ。
(取材・文:編集部)
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