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華々しいイメージのあるサッカー界だが、なかには地道なステップアップで現在の地位を手に入れた選手もいる。アマチュアクラブが集う日本フットボールリーグ(JFL)からキャリアを開始し、トップカテゴリーへと上り詰めた選手は確かに存在する。今回は、JFLからJ1クラブに到達した現役の苦労人をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。
DF:原田亘(はらだ・わたる)

【写真:Getty Images】
生年月日:1996年7月22日
デビュークラブ(当時JFL):FC今治
J1デビュークラブ:サガン鳥栖
現所属クラブ:柏レイソル(J1)
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華麗なる“飛び級”を果たした選手は他にも存在する。2025シーズン、好調な戦いぶりを披露している柏レイソルで3バックの一角を担っている原田亘もその1人だ。
原田のキャリアは、日本フットボールリーグ(JFL)時代のFC今治から始まった。2019年2月に同クラブへと加入すると、初年度からリーグ戦全30試合に出場し、4得点3アシストをマーク。攻撃に厚みをもたらすディフェンダーとして、チームのJ3昇格に大きく貢献した。
飛躍の年となったのは2022年。同年1月にサガン鳥栖へと完全移籍し、戦いの舞台がJ3リーグからJ1リーグに様変わりしたのだ。
だが、急激なプレーレベルの変化に原田が戸惑うことはなく、2022シーズンはリーグ戦27試合に出場(1アシスト)。センターバックとサイドバックを兼任するユーティリティ性を発揮し、初のトップカテゴリー挑戦で確かな手応えを得た。
JFLからJ1クラブに到達した原田は、現状に決して満足しない男だ。今季からは柏に完全移籍で加入。鳥栖を退団する際には「自分のサッカー人生を考えたときに、さらなる成長のために移籍を決断しました」とコメント(2024年12月27日掲載/サガン鳥栖クラブ公式サイトより)。自身をJ1リーグに引き上げ、ゲームキャプテンを託してくれたクラブと決別した。
この飽くなき挑戦心が、原田をより高いレベルの選手へと進化させているのは間違いない。原田の挑戦と成長の物語は、多くの選手にとって夢を追い続ける希望となっているはずだ。
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