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ジェフユナイテッド千葉 最新ニュース

　明治安田J2リーグの第16節、ジェフユナイテッド千葉対ベガルタ仙台は0-0に終わった。この試合でPKを外してしまった横山暁之は、今季から背負う10番の重みを感じている。もちろん自信はある。それでも、同じくらい不安な気持ちに襲われる。横山は“ある戦友”の声を聞くことで、その気持ちを整理している。（取材・文：石田達也）

今シーズンから背番号10を背負う横山暁之

【写真：Getty Images】

「見ている人をワクワクさせたい」と、迷いのない口調で話すのは横山暁之だ。

　東京ヴェルディのアカデミーから北陸大学を経て藤枝MYFCに加入し、中心選手として成長するなか、昨シーズンからジェフユナイテッド千葉に完全移籍。今シーズンからエースナンバーである10番を背負う。創造性の高いプレーと卓越した技術でチャンスを作り出し、相手の動きを見て逆を突く小気味良いドリブルで敵の包囲網を切り裂いていく。

「僕の中で10番のイメージは違いを生み出せる選手。チームの戦術をこなしながら、個で違いを出してゴールに向かい、1人でチャンスを作り出せる選手です」

　昨シーズン、10番を背負った小森飛絢が1トップに入り、横山は［4-2-3-1］のトップ下で主にプレーしてきたが、今シーズンは［4-4-2］のボランチで先発出場する機会が増えている。

　もちろんチーム事情もあっての中盤起用だが、小林慶行監督は横山の攻守にわたる貢献を称えている。