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【写真：Getty Images】

福岡がストライカーを獲得！

　明治安田J1リーグのアビスパ福岡は6日、J2のカターレ富山からFW碓井聖生を完全移籍で獲得すると発表した。3月に行われたJリーグYBCルヴァンカップ1回戦では、J2で首位を走るジェフユナイテッド市原・千葉を相手にハットトリックを記録した。J1の舞台でも輝くことができるだろうか。

　昨季は、38試合に出場して9ゴールを記録し、クラブのJ2昇格に貢献した碓井。今季は、J2の舞台で16試合に出場し5ゴールの活躍を見せている。

　福岡は、昨季チーム得点王の元イラン代表FWシャハブ・ザヘディがヘルニアのため手術をしたことを発表するなど、故障者が続出している。一時は首位に立ったが、9戦連続勝ちなしで19試合を消化した時点で15位まで落ち込んだ。

　待望のストライカー獲得で、リーグ後半戦での巻き返しに期待するサポーターも多いだろう。そんな碓井が昨季記録したゴールの中で印象的だったのは、J2昇格プレーオフの松本山雅FCとの試合だ。

　1-2で迎えた後半アディショナルタイム、FW吉平翼が右サイドからゴール前にクロスを送る。高く上がったボールに対して、碓井が頭で合わせて同点ゴールを決めて富山を昇格に導いた。非常に高い位置からのヘディングシュートであり、GKの上から叩き込んだ豪快な一撃だった。

　Jリーグ公式『J STATS』によると、福岡のシュート決定率は6.1（同サイトではゴール÷シュートで算出）。これは、J1で最下位の数字だ。果たして、碓井は福岡の救世主となる活躍を見せることができるだろうか。