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エリキが決勝弾

　ヴィッセル神戸は2日、明治安田J1リーグ第5節（延期分）でサンフレッチェ広島を「ノエビアスタジアム神戸」に迎え、1-0で勝利を収めた。この試合の決勝点を奪ったのはエリキ。その貴重な得点は、サンフレッチェ広島の守備陣を完全に崩し切って奪ったゴールだった。

　4位の神戸と5位広島の上位対決。ホームチームは、序盤は広島に押し込まれたが、徐々に盛り返し、前半を折り返す。そして66分に均衡を破る。

　宮代大聖がボックス外左から、逆サイドでフリーになっていた佐々木大樹に絶妙な浮き球のパスをDFラインの背後に送る。これを佐々木が胸トラップから落ち着いて、ゴール前でフリーになっていたエリキに折り返すと、背番号「27」が頭で押し込んで、ネットを揺らした。ファイナルサードで広島守備陣を左右に揺さぶって崩した見事な得点だった。

　このゴールが決勝点となり、神戸は広島を1-0で退け、勝ち点「3」を積み上げることに成功。首位の鹿島アントラーズと2位柏レイソルと勝ち点差「1」の3位に浮上した。