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明治安田Jリーグは後半戦に突入している。好調でファンの期待が高まっているクラブがあれば、盛り上がりに欠けるクラブもある中で、今回はJリーグ全60クラブの今季の1試合平均観客動員数を集計し、昨季からの上昇率を計算。ワーストランキングとして、上昇率が低いクラブを紹介する。※データは6月30日時点。
5位:レノファ山口FC

【写真:Getty Images】
本拠地:維新みらいふスタジアム
収容可能人数:1万5,115人
2024シーズン1試合平均:6,089人
2025シーズン1試合平均:5,056人
前年比:-17.0%
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レノファ山口FCは、2025シーズンのJ2で1試合平均5,056人を動員しており、前年から17.0%の減少となった。これはクラブが掲げた目標を大きく下回る結果である。
昨シーズンは、2023シーズンから38%の増加を記録し、J2クラブで最も高い伸び率を誇った。この背景には、「総力10,000人プロジェクト」と題された施策の存在がある。年間4試合で観客数1万人超を目指すという挑戦的な企画で、実際に1万人を超えたのは2試合のみだったが、明確な数値目標と積極的な動員努力が実を結んだ。
今シーズンはさらにその上を目指し、「全力12,000人プロジェクト」が始動。対象試合4試合で、それぞれ1万2,000人超の動員を目指している。
その1試合目に設定されたホーム開幕戦のV・ファーレン長崎戦では1万451人を記録し、惜しくも目標には届かなかった。続く第2弾、ゴールデンウィークに開催された水戸ホーリーホック戦は天候に恵まれなかったという不運もあり、6,040人という悲惨な数字に終わった。
次回の注力試合は、8月11日のヴァンフォーレ甲府戦。打ち上げ花火やスペシャルコラボ企画などが予告されており、集客に期待がかかる。
現在、山口はJ2で19位と低迷中。観客動員が落ち込む背景には、成績の不振も影響しているだろう。イベントによる一時的な盛り上がりも重要だが、来場者を継続的なファンへとつなげていくには、やはりピッチ上での結果が不可欠だ。