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ベガルタ仙台は7月5日、明治安田J2リーグ第22節でカターレ富山と対戦し、0-1で敗れた。現在、自動昇格圏の2位につけている仙台で大卒2年目のDF石尾陸登が存在感を放っている。簡単ではないJ1昇格争いを潜り抜けるためには石尾の成長がひとつの鍵を握っているだろう。(取材・文:小林健志)
ジュビロ磐田戦で森山佳郎監督が石尾陸登に託したこと
【写真:Getty Images】
依然、熾烈なJ1昇格争いの渦中にいるベガルタ仙台。先月は特にアウェーゲームで劇的な勝利が続いた。6月15日の第19節・モンテディオ山形戦は点の取り合いとなり、一時は山形にリードを許したが、同点に追いつき、試合終盤にMF武田英寿が直接フリーキックを決めて、3-4と劇的勝利を飾った。
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芝生の貼り替え工事が完了したユアテックスタジアム仙台に初めて戻って来た6月22日の第20節・ヴァンフォーレ甲府戦は0-0の引き分けに終わったが、6月28日に行われた第21節・ジュビロ磐田戦でも終盤にドラマが待っていた。
磐田の猛攻を守備陣が耐えしのいで0-0で迎えた試合終盤、MF鎌田大夢のフリーキックを阪南大3年でJFA・Jリーグ特別指定選手のFW中田有祐がヘディングで折り返す。FW荒木駿太を経由して体ごとボールをゴールに押し込んだのは、6月2日にJ3高知ユナイテッドSCから完全移籍したFW小林心だった。
今季J3リーグ13試合で10ゴールをマークしていたストライカーの移籍後初ゴールで0-1と勝利。この勝利をもって仙台は自動昇格圏内の2位に浮上した。
磐田に負ければ順位が入れ替わる可能性もあった一戦だっただけに、好調な右サイドハーフのMFジョルディ・クルークスの得点につながるクロスやシュートを止める必要があった。
仙台の森山佳郎監督は試合後の会見でこのように明かしている。