フットボールチャンネル

長友佑都は「逆境とか苦しみからこれまでも何度も這い上がってきた」。サッカー日本代表復帰戦で見せた魂【E-1選手権】

text by 編集部 photo by 田中伸弥

サッカー日本代表 最新ニュース

サッカー日本代表DF長友佑都

【写真:田中伸弥】

長友佑都が代表復帰戦にかけた思い

 サッカー日本代表は12日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国の第2戦で、中国代表と対戦し、2-0で勝利した。試合後、FC東京のDF長友佑都が取材に応じた。カタールワールドカップ(W杯)以来、2年7ヶ月ぶりとなる代表戦出場にかけた思いを語った。

E-1選手権はU-NEXTで生配信!
サッカー日本代表の試合を見るなら「サッカーパック」にお得に登録[PR]

 代表戦での出場は、2022年カタールW杯のクロアチア戦以来。「本当に試合に出れなくて悔しい思いをしてきましたけど、とにかく出たら魂込めて戦うということだけは決めていた」と語り、復帰への強い思いを明かした。

 この試合では3バックの左として先発出場。「3センターバックで僕もあんまりそこまでプレーが多いポジションじゃないんですけど、若い選手たちを落ち着かせるとか、積極的にみんなができるように後ろからサポートしようという気持ちで戦ってました」と述べた。
 
 対人守備に強みを持つ長友は、「対人で負けないとか、寄せる速さとか、空中戦も今日はしっかりと勝ててました」と自身のプレーを振り返り、「きのうはアドレナリンが出過ぎて、なんかもう寝つきめっちゃ悪かったっす。そのぐらいやっぱり自分はかけてたし、今日駄目ならもう終わりだなという、そのぐらいの気持ちで今日は臨んでた」と並々ならぬ思いを吐露した。

 今回3バックの左として起用されたことについては、「今後のメッセージかなと捉えてました。3センターバックの左はそこまで日本にも多くないので、ここでしっかりとできることを示せれば、W杯メンバーに食い込んでいける」と語り、ポジション争いへの意欲を覗かせた。

 カタールW杯から代表戦復帰までに要した2年7ヶ月の日々を「苦しいの一言」と振り返りつつ、「僕は逆境とか苦しみからこれまでも何度も這い上がってきたんで、『長友もう終わりだぞ』と皆さん思ってたかもしれないですけど、僕はひたすら自分のことを信じてやってきた。全然まだまだのレベルですけど、もっと皆さんを驚かせるようなプレーをできるようにこれから頑張っていきます」と語り、韓国戦に向けて意気込みを新たにした。

(取材:元川悦子【韓国】、文:編集部)

【関連記事】
英国人が見た中国戦「話題になるのは難しい」「日本のファンは“にわか”では…」「田中聡は本当に…」
サッカー日本代表、中国戦の全選手パフォーマンス査定
「監督の戦術はあまりにも酷い」敗れたサッカー中国代表、現地メディアは早くも新指揮官に厳しい指摘【E-1選手権】


【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!