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【写真：Getty Images】

香川真司の絶品ラストパス

　明治安田J1リーグ、湘南ベルマーレ対セレッソ大阪の試合が20日に行われた。試合は3-3の引き分けに終わっている。この試合では、セレッソに所属するMF香川真司が絶妙なスルーパスでFWラファエル・ハットンの同点ゴールをアシストする活躍を見せた。

　試合開始5分、セレッソは香川のロングパスを起点にこぼれ球をR・ハットンが回収。最後はMFルーカス・フェルナンデスがゴールを決めて先制に成功した。しかし、直後の14分にFW鈴木章斗の得点で追いつかれてしまう。さらに、42分には鈴木の激しいプレスから自陣ペナルティエリア前でパスカットされてしまう。最後は、鈴木のクロスにMF平岡大陽が合わせて、あっさり逆転を許してしまった。

　しかし、47分、R・ハットンが個の強さを見せて同点ゴールを決める。このゴールの起点になったのも、前線でこぼれ球を拾い、FWチアゴにつなげた香川のパスだった。

　迎えた72分、自陣でボールを奪ったセレッソはDF中村拓海がピッチ中央にいた香川へとつなぐ。ボールを受けた香川は、前線で湘南最終ラインの裏を狙っていたR・ハットンへとスルーパスを送った。これをR・ハットンが決めて勝ち越しに成功している。GKも前に出ることができない絶妙な位置にラストパスを送った香川の完璧なアシストだ。

　3-2としたセレッソだったが、後半終了間際に痛恨のPKを与えてしまう。これをルイス・フェリッピが決めて追いつかれてしまった。結局、3-3の引き分けで今節を終えている。