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明治安田Jリーグは夏の移籍マーケットの真っ最中で、各クラブで出場機会に恵まれない若手選手たちの去就に注目が集まっている。彼らにとって、夏の移籍市場は現状を打破する重要なチャンスだ。そこで今回は、今夏の移籍を視野に入れるべき25歳以下のタレントを紹介する。
※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は7月23日時点。
FW:若月大和(わかつき・やまと)
生年月日:2002年1月18日(23歳)
所属クラブ:アルビレックス新潟
今季リーグ成績:3試合0得点
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ワンチャンスを確実に仕留めるゴールハンターが、新天地でその実力を十分に発揮できていない。殻を破るために、移籍という選択肢を検討する時期に来ているのかもしれない。
現在23歳の若月大和は、2019年に翌年からの湘南ベルマーレ加入が内定。同年に特別指定選手としてさっそく公式戦デビューを果たすと、2020年には湘南からFCシオン(スイス)への期限付き移籍が決定した。
キャリアの早い段階から欧州サッカーを経験することで、その才能をさらに開花させることが期待されていたが、FCシオン加入直後に新型コロナウイルスの感染が世界中で拡大。いきなりチームでの活動が停止するという試練に見舞われた。また、度重なる監督交代にも苦しめられ、最終的にスイスでは1年間の在籍で公式戦20試合の出場に留まった。
その後、復帰した湘南では2022シーズン、2023シーズンとなかなか出場機会に恵まれず。昨季、J2のレノファ山口FCに完全移籍する決断を下した。
ここまで紆余曲折のキャリアを歩んでいた若月だったが、山口では充実した時間を過ごした。2024シーズンのリーグ戦で34試合に出場と定位置を確保し、チームの攻撃を牽引。自慢のスピードを活かして相手守備陣を切り裂き、7ゴール4アシストをマークしている。
実力を如何なく発揮した同選手は、今年1月にアルビレックス新潟へ個人昇格。しかし、J1の舞台でのさらなる活躍が期待されていたが、ここまでリーグ戦ではわずか3試合(51分)の出場に留まっている。
所属する新潟は現在リーグ戦6連敗で最下位と、J1残留が危ぶまれる状況だ。このプレッシャーがかかるなかで、若手選手が出番を得るのは難しい。今夏の移籍市場でより多くの出場機会を得られる環境へと移籍することは、今後のキャリアを考えれば重要な選択となるだろう。
