Jリーグ 最新ニュース
明治安田Jリーグは夏の移籍マーケットの真っ最中で、各クラブで出場機会に恵まれない若手選手たちの去就に注目が集まっている。彼らにとって、夏の移籍市場は現状を打破する重要なチャンスだ。そこで今回は、今夏の移籍を視野に入れるべき25歳以下のタレントをJ2から紹介する。※成績は24日時点
DF:村上陽介(むらかみ・ようすけ)

【写真:Getty Images】
生年月日:2002年2月4日
現所属クラブ:RB大宮アルディージャ
2025リーグ戦成績:5試合1得点0アシスト
JリーグはDAZNで全試合配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
“育てのクラブ”で出場機会を失っているのが、RB大宮アルディージャが生んだ逸材センターバック(CB)の村上陽介だ。
ユースで育成を受けた村上は、大宮U18在籍中に2019 FIFA U-17ワールドカップに臨むU-17日本代表に選出されて大きな注目を集めた。その後、明治大学を経て2024シーズンに古巣へ帰還。背番号「34」の若きディフェンダーは、多くのファンから大宮の守備陣を支える存在になることを期待された。
加入初年度は明治安田J3リーグで35試合に出場するなど、いきなり主力の座を射止めてみせた。だが、2025シーズンに戦いの舞台がJ2へ移ると、生え抜きCBの出場機会は激減。ここまでリーグ戦わずか5試合の出場にとどまっており、デビューシーズンの躍進が幻だったかのようにベンチを温める日々が続いている。
横浜FCより完全移籍で加入してきたガブリエウの存在が、村上にとって大きなハードルとなっているのは間違いない。チームが熾烈なJ1昇格争いを繰り広げるなか、長澤徹監督が経験豊富なガブリエウを優先起用するのは道理に合っていると言える。
現在23歳の村上にとって、実戦経験は成長のためにも絶対に必要なものだ。一度慣れ親しんだクラブを出て武者修行をするという選択肢は、村上のキャリアを前進させることに繋がるかもしれない。