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インターハイでは別格も…。プロで消えた高校サッカーのスター(3)「長年悩まされた」。強靭なフィジカルは通用せず

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 2025年 全国高等学校総合体育大会(インターハイ)サッカー競技の開幕が近づいている。高校サッカーで名を上げ、プロの世界に入ってくる選手の活躍は楽しみだが、大会で注目を集めながらもプロ入り後にパッとしなかった選手もいる。今回は、インターハイでインパクトを残しながらも、プロとして期待されたほどの活躍ができなかった選手を紹介する。

DF:磐瀬剛(いわせ・ごう)

磐瀬剛
【写真:Getty Images】

生年月日:1995年6月28日
出身高校:市立船橋高等学校
主な在籍クラブ:京都サンガF.C.、FC岐阜、ザスパクサツ群馬

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 磐瀬剛は、市立船橋高等学校の出身で、2013年のインターハイでは主将としてチームを優勝に導き、優秀選手にも選ばれた。

 磐瀬は、1年生で全国高等学校サッカー選手権大会の優勝を経験。MFとして同大会の優秀選手賞に選ばれた。その後も名門の主力として活躍し、3年時はDFとしてチームをけん引。柴戸海とコンビを組み、石田雅俊もスーパーエースとして注目された世代だった。

 インターハイ決勝では、流通経済大学付属柏高等学校と対戦し、4−2で勝利。千葉県勢同士の対決としても注目を集め、市船の強さを全国に印象づけた。

 高校卒業後に京都サンガF.C.でプロキャリアをスタート。高校時代は強靱なフィジカルとインテンシティが高い評価を受けていたが、171cmの身長はプロの舞台だと小柄な部類に入り、京都2年目は主にサイドバックでの起用となった。

 その後、FC岐阜への期限付き移籍でセンターバックを務めたものの、2017シーズンは出場機会が激減。京都復帰後も定位置確保には至らなかった。

 2021年には韓国2部の安山グリナースFCに移籍。2023年夏からは関東1部のVONDS市原FCでプレーし、2024年末に現役引退を発表した。

 引退発表の際には「長年悩まされた足の痛みが引退の理由」と明かし、「高校卒業後、未熟な自分がどれだけ成長できたかは正直わかりませんが、これからの人生でその答えを見つけていきたいと思います」とコメント。悔しさをにじませながらも前向きな思いを語っていた。

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【了】

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