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17歳で北海道コンサドーレ札幌とプロ契約を結んだ西野奨太。しかし、明治安田J1リーグでは4年間で出場わずか5試合と、プロの壁にぶつかっていた。それでも、今季は4月ごろからコンスタントに出場を重ねている。21歳となった今季、西野に大きな転機が訪れていた。(取材・文:黒川広人)
「これまで苦しんでいたのは…」西野奨太に訪れた転機
【写真:Getty Images】
「これまでコンサドーレのエンブレムを背負ってピッチに立つ機会が少なかった中、今シーズンはスタメンで継続的に出場でき、自分の長所をプロの舞台でも発揮できるようになってきました。勝ったときは本当に嬉しいし、負けたときは悔しくてたまらない。『プロってこんなに一喜一憂するんだ』と感じる毎日で、充実しています。
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これまで苦しんでいたのは、試合になると体が動かなくなったり、自分のプレーを出せなかったり、消極的になってしまうことが本当に多かったからです。『絶対にトライしよう』という気持ちは試合の度に持っていたんですけど、心と体がうまく連動していなかった。でも今は試合になったら自然と体が動く感覚があるんですよ。『やっとプロっぽい体になってきたな』って。それが、いま1番自分の成長を感じているところですね」
カマタマーレ讃岐への期限付き移籍を経て、北海道コンサドーレ札幌に復帰した今季、西野奨太はセンターバック(CB)やボランチでキャリアハイとなる17試合に出場し、確かな存在感を示している。しかし、岩政大樹監督新体制下で多くの選手が試された開幕から第7節までの西野のスタメン出場は僅か1試合にとどまった。
順調なシーズンとは言い難いスタート序盤。転機となったのは、第8節の徳島ヴォルティス戦だった。ユース時代から慣れ親しんだ4-4-2のCBとしてスタメンに抜擢されたこの試合に、西野は並々ならぬ覚悟で臨んでいた。