Jリーグ 最新ニュース
2025シーズンの明治安田Jリーグでは7月7日~8月20日にかけて第2登録期間が設置され、各クラブが即戦力の確保に勤しんでいる。Jリーグの歴史を紐解いてみると、この時期の移籍市場で新たにチームへ加わった選手が窮地を救ったケースが散見される。今回は、シーズン途中の加入ながら大きな存在感を示したJリーガーを紹介する。
DF:キム・ミンテ

【写真:Getty Images】
生年月日:1993年11月26日
移籍先:鹿島アントラーズ→湘南ベルマーレ(期限付き移籍)
移籍日:2023年7月3日
移籍後リーグ戦成績:12試合0得点0アシスト
JリーグはDAZNで全試合配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
2023シーズン、湘南ベルマーレはJ1残留に向けて苦しい戦いを続けていた。
最終的にはJ1リーグを15位フィニッシュで締めくくったのだが、J2降格を免れたのは、夏に加入したキム・ミンテの存在が大きかったと言える。
同シーズンの湘南は、開幕以降、守備の強度不足に悩まされていた。J1第21節までに喫した失点数は「44」。1試合平均2.10失点という状況で、J2降格が現実味を帯びる状態となっていた。
この惨状に歯止めをかけたのが、2023年7月に鹿島アントラーズから期限付き移籍で加入したキム・ミンテだった。
同年8月5日のJ1第22節・サンフレッチェ広島戦で加入後初出場を果たすと、1-0の完封勝利に大きく貢献。以降も3バックの中央で安定した守備を披露し、先に述べたようにJ1残留の原動力となった。
事実、キム・ミンテの初出場後、湘南の失点数は「12」にまで減少している。
もちろん、キム・ミンテひとりの力だけで失点数が抑えられたわけではないが、統率力のある彼の加入が混乱を来していた湘南守備陣に秩序をもたらしたのは一目瞭然だった。
2024シーズンには契約が期限付き移籍から完全移籍に移行したことで、正式に湘南の一員になった。
2025シーズンはここまでリーグ戦15試合に出場し、またもJ1残留争い(17位 ※7月28日時点)に巻き込まれているチームを後方から支えている。
【関連記事】
1人の加入で激変!? Jリーグ、夏の移籍で救世主になった偉大な選手(1)
1人の加入で激変!? Jリーグ、夏の移籍で救世主になった偉大な選手(2)
1人の加入で激変!? Jリーグ、夏の移籍で救世主になった偉大な選手 全紹介
【了】