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Jリーグ 4か月前

今年のジェフ千葉は「最後に体を張れている」。鳥海晃司が守備に込める想い「クリーンシートというより…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

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 明治安田J2リーグ第25節、ジェフユナイテッド千葉はRB大宮アルディージャを1-0で下し、上位対決をものにした。両チームともに強度の高い戦いを繰り広げるなか、鳥海晃司は守備陣を牽引し、無失点での勝利に導いた。しかし、戦いはこれで終わらない。強豪ライバルとの連戦を控え、さらなる勝利への執念を燃やしている。(取材・文:石田達也)

無失点勝利に貢献した鳥海晃司「同じ相手には2度負けるな」と言われた

ジェフユナイテッド千葉 鳥海晃司
【写真:Getty Images】

 勝ち点差1のJ1昇格争い直接対決。NACK5スタジアム大宮で勝ち点41の4位RB大宮アルディージャと勝ち点42の2位ジェフユナイテッド千葉が対戦し、6ポイントマッチを千葉が制した。

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 小林慶行監督は「良い試合ができたと思います」と第一声。そして「技術プラスアルファ、本当に高い強度で戦い続けたと思います。それは自分たちのチームだけではなく、相手の攻撃を防ぐ、相手を打ち破るということに関しても高い強度を求められました。

 自分たちは前節にいわきFCと対戦したのですが、この2戦は、そこにこだわってやり続けてきたので、そういった意味では90分を通じてそういう部分をしっかりと表現できたと思います」と振り返った。

 そして、ディフェンスリーダーとして奮闘したDF鳥海晃司は「気持ちの部分で、みんなが強い気持ちを出せたと思いますし、前回対戦では負けていたので『(小林監督から)同じ相手には2度負けるな』と言われましたし、みんなで1つになって戦えたと思っています」と力強く語った。

 試合の入りは両チームの強度と切り替えが速い展開となり、ゴール前のシーンが多くなる。1分に千葉が決定機を迎える。強みのサイド攻撃を生かしMFイサカ・ゼインが裏を取りクロスを上げるとFW森海渡が頭で合わせるも、これはGK笠原昂史にセーブされる。すると大宮も反撃、6分にはゴール前のこぼれ球をMF泉柊椰がシュートを放つもポストを直撃した。

 
 そのなか、大宮で前線のキーマンとなったFW豊川雄太は2トップの一角ながら、千葉のボランチとセンターバックの間で浮いたポジションを取りボールを引き出す。そこから前を向いて仕掛けることでペースを握られるも千葉はブロックを組み粘り強く対応していく。

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