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Jリーグ 4か月前

「彼に勝てたらJ2のドリブラーには勝てる」ジェフ千葉、椿直起が深める自信。「対峙するDFが迷っている」【コラム後編】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Shota Sato

ジェフユナイテッド千葉 最新ニュース

「ドリブルでは負ける気がしない」。その言葉通り、切れ味鋭い加速と巧みな駆け引きで相手を翻弄する椿直起は、今季リーグ戦全試合に出場しジェフユナイテッド千葉の攻撃を牽引している。 17シーズンぶりのJ1昇格を目指すチームの中で、25歳のドリブラーは何を思い、どう戦っているのか。 椿の胸の内に迫った。(取材・文:石田達也)

リーグ戦全試合出場を続ける椿直起「ドリブルでは負ける気がしない」

ジェフ千葉、椿直起
【写真:編集部】

「ドリブルでは負ける気がしない」とMF椿直起は絶対の自信を持って話す。

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 横浜F・マリノスユースに所属し、2019年シーズンからトップチームに昇格。同年にプロデビューを果たすも、シーズン途中には出場機会を求めてギラヴァンツ北九州へ育成型期限付き移籍をし、その後もオーストラリアAリーグのメルボルン・シティFC、北九州へ再加入、そして水戸ホーリーホックに期限付き移籍をすると、2023年シーズンにジェフユナイテッド千葉に完全移籍で加入した。

 過去2シーズンは怪我の影響もあり満足にハイパフォーマンスを披露できずにいたが、今シーズンは、ここまで24試合に出場し確かな存在感でチームを牽引。

「自分の武器で勝負をして通用すると思っていたし、その自信は失ったことがなかった。一切ブレなかったから今があると思います」と振り返った。

 左サイドを主戦場としキレと加速力を武器に得点機を演出。個人としては3ゴール&4アシストを残しているが椿自身としては数字に満足はしていない。

「チャンスに絡む回数も多いので、もう一皮むけたいと思います」

 ボールを持てば主導権を握り、相手に対処する時間を与えず、まるで対峙するディフェンダーを子ども扱いするように翻弄する。これは勝手な見立てだが目の前にいる相手はスローモーションのように映り、相手選手はそのスピード感に絶望を感じる。この対照的な感覚が1対1の攻防で無双のプレーへとつながっているのかもしれない。

 
 椿の言葉には自然な力強さがある。

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