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【写真：Getty Images】

中村草太の芸術的なゴールが決勝点に

　明治安田J1リーグ第26節、サンフレッチェ広島対ガンバ大阪の試合が16日にエディオンピースウイング広島で行われた。試合は広島が1-0で勝利している。この試合では、広島に所属するFW中村草太が芸術的なファーストタッチから股抜きゴールを決めて、チームの勝利に貢献した。

　上位を追いかける6位の広島がガンバをホームに迎えた一戦。序盤から広島がボールを保持してガンバ陣内に攻め入るも、なかなかシュートまでは持ち込めない展開が続く。

　そのまま膠着した状態が続くかと思われた19分、広島がスコアを動かした。ピッチ中央付近でボールを持ったDF塩谷司は、ガンバの前線がプレスをかけてこない様子を見ると前線の選手の位置を確認してロングボールを送った。

　これに反応したのがジャーメイン良と中村だ。ジャーメインが先に動いたことで、ガンバ最終ラインが押し下げられてしまう。すると、同じく裏を狙った中村はオフサイドにならず、DF三浦弦太の背後から抜け出すことに成功した。そのままペナルティエリア内に侵入すると、完璧なファーストタッチで塩谷からのパスをおさめて、ガンバGK一森純の股を抜きネットを揺らしている。

　前線の動きを見逃さなかった塩谷の見事なロングパス、そして完璧な抜け出しからゴールを決めきった中村によるファインゴールだ。その後、ガンバは60分にMF安部柊斗が広島GK大迫敬介に対するプレーで一発退場となってしまう。数的優位に立った広島は、再三チャンスは作るものの追加点を決めることはできなかったが1-0で勝利した。