Jリーグの各クラブは2月下旬の開幕に向けて、準備を進めている。新たに加入する選手もいれば、古巣に別れを告げて新たなチームへと移籍する選手もいる。今回フットボールチャンネルでは、新天地で新たなシーズンを迎える注目選手を複数回にわたって紹介していく。
元日の天皇杯決勝を制したヴィッセル神戸は、新型コロナウイルスの影響により中断されるまでに4試合を戦っている。36歳の誕生日を5月に控えるアンドレス・イニエスタも、4試合すべてに先発して3アシストをマークするなど、全盛期をほうふつとさせるパフォーマンスを見せている。しかし、自ら「大きな目標」と語っていたAFCチャンピオンズリーグでは、寂しい思いを募らせたという。(取材・文:藤江直人)
バルセロナとスペイン代表で数多くの栄光を勝ち取ってきたアンドレス・イニエスタは、ロシアワールドカップを終えた2018年夏にヴィッセル神戸にやってきた。神戸での1年半は度重なる監督交代をはじめ、決して順風満帆とはいかなかったが、トルステン・フィンク監督の下で昨季は天皇杯制覇を達成した。さらなる高みを目指すクラブをけん引するイニエスタは、「重要な分岐点になると感じている」という。(取材・文:藤江直人)