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「毎試合決めたい」 4戦連続ゴールの宇佐美、”らしくない”得点に満足

text by 編集部 photo by Getty Images

「毎試合決めたい」 4戦連続ゴールの宇佐美、"らしくない"得点に満足
4試合連続ゴールを決めた宇佐美貴史【写真:Getty Images】

 明治安田生命Jリーグ第6節が18日行なわれ、ガンバ大阪は日本代表FW宇佐美貴史のゴールを含む2-0で湘南ベルマーレに快勝した。4戦連続ゴールを決めた宇佐美は、試合後のインタビューで自らの得点を「お気に入り」と表し、満足感を示している。

 カウンターを狙ってくる湘南に対して、ガンバは手数の少ない攻撃で応戦した。これは試合前から入念に準備されたものだったと、同選手は明かした。

「湘南がカウンターを狙うのは分かっていました。そこで相手の攻撃の人数が増える時に、さらにボールを奪えればスペースが生まれる。手数をかけないカウンターは有効でした。試合前の準備が効いて、よいゲーム運びができたと思います」

 この試合での得点はこぼれ球をヘディングで押しこむという”宇佐美らしくないゴール”だった。しかし、同選手は「お気に入りのゴール」と胸を張る。

「結果を残すためには、自分らしくないゴールをいかに決めるかが重要だと思っています。たしかに気迫のゴールは自分らしい形ではないですけど、だからこそお気に入りのゴールですね」

 これで4戦連続の得点となった宇佐美だが、「あまり好調とは感じていない」と気を引き締める。

「好調な時に全く点を取れない時もある。最前線で出させてもらっている以上、毎試合ゴールを取りたいと思っています」

 以前、得点王を狙いたいと語っていた宇佐美。今もその気持ちは変わっていないようだ。

「やっぱり20ゴールがノルマだと感じています。毎試合決めれることが理想ですね。今は自分が決めることが、自分にとってもチームにとってもよい結果に繋がっています」

 A代表デビューと初ゴールを達成し、充実したシーズンを過ごしている宇佐美。”浪速の怪物”のさらなる成長に期待が高まっている。

【了】

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